2017年の最近のブログ記事

エイシンバーリンへのたくさんの励ましやお見舞いのコメント、メッセージをいただき、ありがとうございます。

左前脚の深屈腱切断手術から5日が経ちました。
バーリンは毎日、嫌いな注射と足の痛みと闘っています。
深屈腱の切断手術を希望しておりましたが、脚に傷みがあり診療所まで運ぶことはできないため、今日の午後、獣医さんが牧場に来てくださいました。

まずは毛刈りをして診断から。
もこもこの肢の毛を剃ると、まるでプードルみたい...と奥様。

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そして鎮静剤を使ってから、神経ブロック注射をしましたが、それでも痛そうです。

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痛みのひどい左前肢のレントゲンを再度撮影したところ、前回のレントゲン撮影時よりもローテーションが進んでいるとのことでした。
骨が蹄底を突き破っているのがわかると思います。

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前回撮影できなかった右前肢のレントゲンも撮影したところ、この先、一番心配なシンカー型蹄葉炎になる可能性があるとのことでした。

左前肢が痛いので、ずっと右側に負重しているとシンカー型蹄葉炎が進行してしまうので、そうならないようにするためにも、左肢でも負重できるようにしなければなりません。そのために、やはり、深屈腱の切断手術をすることになりました。

肢を切開して、腱を切断し、そのあと縫合していただきました。

このあと、同じような症状をもつ馬の治療のための参考情報として、術中の画像を掲載しています。
画像をクリックすると拡大されますので、傷口や血液を見るのが苦手な方はクリックしないでください。

腱を切断したあとです。
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こちらは縫合中の画像です。
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バンデージを巻いたあとです。
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手術は無事成功しましたが、ここからの最大の心配は感染症です。
クッシングの馬は感染症になると治りも悪く大変なので、まさにここからが新たな闘いです。

獣医師から、蹄を保護する靴をどのようなものにするかは、装蹄師さんとよく相談して決めてくださいとの指示がありました。

また、しばらくは強制的にでも歩かせることが必要とのこと。そうすることで血流もよくなって末端まで血液が行き渡り、蹄の再生も促されるとのことです。

手術後、他の馬たちが夕飼い食べているのに、バーリンは鎮静剤がまだ効いているため喉に詰まらせるといけないので、ごはんはお預け。
怒りのあまりブンブン首を振って抗議していたとか。
さすが、バーリン!それでも寝藁にしている牧草をつまんでいたそうです。
お預けになっていた餌をもらうと、飼い桶から顔も出さず、一心不乱に食べていました。

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バーリンにとっては大変なお誕生日となってしまいましたが、今の苦難をなんとか乗り切って、牧草が青くなる頃には元気に放牧地を歩く姿が見られることに期待したいと思います。

バーリンへの応援、本当にありがとうございます。
そして村下ファームのみなさま、しばらくはお手数をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします!
お忙しい中、たくさんの写真を送っていただき、ありがとうございました。

皆様からいただいたお守りやお札は馬房に...
画像ではわかりづらいですが、病魔撃退馬エコたわしもあります。
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おかげさまで、バーリンの手術が無事成功しました!
詳しいことは、今夜中にアップします。
取り急ぎ、速報でした。
バーリンへのたくさんの励ましのコメントやメール、ありがとうございます。
病気が良くなるようにとの思いを込めた御守(手作りのものもあります)や、生牧草、メラノーマ対策のスプレー用のカバノアナタケ茶、そしてお誕生日に寄せてのお花も届きました。

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今日、エイシンバーリンは25歳のお誕生日を迎えました。

IMG_4409_original03.pngバーリン、お誕生日おめでとう。
病気を乗り越え、きっとまた元気な姿を見せてくれると信じています。

バーリンを支え、見守ってくださるみなさま
献身的にお世話してくださっている丸村村下ファームさま
本当にありがとうございます。
バーリンの病状については、みなさまにご心配をおかけしています。

蹄葉炎と診断された左前の蹄に保護パッドをつけたことは既にご報告しましたが、ローテーション型蹄葉炎が進行し、蹄が割れてきて、かなり痛い状態になっています。

本日、装蹄師さんに来ていただき、深屈腱の切断手術を提案いただきました。
この手術をすることができれば、痛みが改善して楽になるとのこと。獣医さんも手術をする方向で考えて下さって準備を進めています。

深屈腱は切断しても歩行は可能とのことで、蹄も時間とともに再生されてくるとのことです。

手術をしても、癒着により、もやっとした痛みが残る可能性もあるとのことですが、それでも今のバーリンの痛みを緩和することができるなら手術に踏み切りたいというのが、村下さんと引退馬協会の一致した考えです。

高齢であることや、メラノーマやクッシングを患っていることもあり、必ずしも手術が可能との判断になるかわかりませんが、今は手術をすることに望みをかけたいと思っています。

食欲が旺盛なのだけは変わらないとのこと、これ自体が大きな希望の光です。

明日にお誕生日を控えているバーリン。
手術ができるように、そして成功するように...今はそれをただただ願っています。


追記
バーリンのフォスターペアレント様には取り急ぎメールにてお知らせいたしましたが、宛先不明で送信できなかった方がいらっしゃいました。
もしご登録のアドレスに変更がありましたら、事務局(fosterp@rha.or.jp)までお知らせいただけますよう、お願いいたします。


ご注意: コメントをされる場合、メールアドレスを記入しないことをおすすめします。
エイシンバーリンのその後の状況について、丸村村下ファームさんからのご報告をもとにお知らせします。

クッシングの治療のための漢方薬が届き、一週間が経ちました。

20170301123808_original.jpg6日あたりから、微妙にですが汗をかく量が減ったような気がするとのことです。
ただ、右前肢に痛みがあるためか、まだ発汗は多く、大きな変化は見られないので、もうしばらく様子を見ていきます。

昨日のバーリン
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メラノーマの治療は、今まで飲んでいた免疫力をあげる漢方薬を中止し、カバノアナタケ茶をスプレーしています。
バーリンのお尻にスプレーしているとき、思わずぽろっと落し物をしてしまったり、「そこじゃな~い!」とキックが飛んできそうなこともあるそうですが、少しずつ慣れてきているようです。

5日に39℃の発熱があったため、獣医さんに診てもらいました。
感染症ではないかとのことですが、はっきりした原因はわからなかったため、抗生剤を続けて注射しており、昨日は38.4℃まで下がりました。
今のバーリンは、普段38℃前後の熱がありますので、もう少し下がって欲しいところです。
クッシングを患っていると感染症は治り辛くなるそうなので、清潔に保つようにしています。 

食欲はあり、多飲多尿ではありますが、ボロも正常です。

20170307_171850.jpg20170307_172122.jpg蹄葉炎を発症しているため、糖分を摂りすぎないように考えながら給餌しています。
ちょこちょことつまみながら食べていますが、切り草は好きではないらしく、しっかりと横によけて残していました。

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リボンちゃんは、朝一番には外から「バーリ~ン!バーリ~~ン!!」と呼んでいます。
ドアのすき間からたまに見えるバーリンを覗いていたり、裏戸の方から呼んでいるときもあり、バーリンもたまに気が向くと返事をしています。
リボンちゃんは、リボンちゃんの娘のペリーちゃん親娘が返事をすると、「あんたたちはいいわ」という感じでにスルーしているそうですが、ペリーちゃん親娘のおかげで、リボンちゃんも落ち着いてくれているそうです。

ペリーちゃんと娘
20170308_082506.jpgおとうさんとおかあさんの名前を取って「ペリヒキちゃん」と呼ばれています。
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リボンちゃんもまたバーリンと放牧地を駆ける日を心待ちにしているのですね。


【お願い】
バーリンに元気になって欲しいと、人参や青草を送りたいというお問合せやお申し出をいただいております。
お心遣い、本当にありがとうございます。
牧場さんからも、「バーリンへのあたたかなお心遣いに深く感謝申し上げます。」とのご伝言をお預かりしています。
バーリンは蹄葉炎を発症していることもあり、食事制限を行っており、糖質を多く含む青草などは与えることを控えています。
繰り返しのお願いになってたいへん申し訳ありませんが、なにとぞご理解いただけますよう、お願いいたします。
バーリンが元気になって、人参も牧草も好きなだけ食べられるようになることを祈っていただければ幸いです。
村下ファームさんからの報告が届きました。
加藤からの報告と重複する部分がありますが、ご了承ください。
ご心配をおかけしておりますエイシンバーリンの現在の状態と今後の治療方針について、お知らせいたします。

2月16日に、北海道事務所の加藤がバーリンの預託先の丸村村下ファームを訪問し、村下さんご夫妻と、バーリンの現在の状況確認と今後の治療方針についてお話し、バーリンがなるべく楽に、元気に、QOL(Quality Of Life)の高い生活ができるようにということで見解が一致しました。

この方針に基づき、今後、獣医師、装蹄師と連携して治療にあたっていきます。

大量の汗をかいていることについて、"クッシング"が疑われたため、蹄の炎症が治まってからステロイド剤を使う確定診断をする予定でしたが、複数の獣医さんが、「長いカーリーヘア状の体毛や高体温などから"クッシング"であることは間違いない」との見解を示したため、リスクのある確定診断ができるようになるのを待たずに優先すべき治療を開始することになりました。

痛がっている左前肢について、まずは蹄を削蹄してみたところ、装蹄師さんの見解ではやはり蹄葉炎であるとのことでした。
その後、レントゲン検査を行い、ローテーション型の蹄葉炎を発症していることが確定しました。

右前の蹄は長く伸びてしまっているのですが、左前の蹄が痛くて右肢を上げてからだを支えることができないため、右肢は前に伸びている部分の蹄を地面につけたまま切り落とす方法で削蹄しました。
削蹄後に強い痛みが出ているので、痛みの緩和のために左の蹄にはクッションをつけていただきました。
左前肢が痛くて右前肢を上げられなかったため、レントゲンは左しか撮影できませんでしたが、右前肢の蹄冠部からの排膿も蹄葉炎による可能性が否定できず、多かれ少なかれ蹄葉炎を患っているという認識のもとに手当していきます。
左の蹄にクッションをつけたことにより少し楽になって右前肢を上げられるようになったらレントゲン撮影をします。

バーリンが抱えているメラノーマ、蹄葉炎、そしてクッシングのうち、どれを優先して治療すべきか。

これまではメラノーマ治療のために免疫力を高める漢方薬を飲ませていましたが、漢方薬にも飲み合わせがあるそうで、獣医さんと相談した結果、命に直接関わる可能性のある蹄葉炎の治療を最優先に治療していくことになりました。
しかしながら、漢方薬はすべて海外から輸入しており、蹄葉炎に効く漢方は取り寄せ中のため、当面はクッシングに効果のある漢方を服用し、今まで服用してきた免疫力をアップするメラノーマの漢方は休止することになりました。

メラノーマについては、今まで服用していた漢方薬にも含まれる成分で、バーリン同様メラノーマを患っているサポートホースのマイネルディンプルでとても効果が出ている「カバノアナタケ茶」を煎じて肛門周辺のメラノーマにスプレーしていくことになりました。

クッシングは高齢の馬が多くかかる病気と言われていますが、「なんとなく毛が伸びた」「調子が悪い」という症状だけでは病気として認識されないままだったケースが今までは多くあったものと思われます。

バーリンの治療については、同じような症状を抱えた高齢馬の治療や緩和ケアに関する啓発の意味もこめて、情報を発信していきたいと考えています。

村下ファームさんには、出産シーズンでご多忙の中においても、どうしたらバーリンが楽に過ごせるか、バーリン自身と向き合いながらケアにご尽力いただいています。

本ブログをご覧いただいている皆様にも見守っていただければ幸いです。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆

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最初の一歩がなかなか出ない...
もともと毛は長いほうでしたが、肢までこんなに伸びたのは初めてのこと。
クッシングの発症は昨年の秋以降と言えそうです。

EBDSC_0007[1]_originalR.JPG餌を食べた後は特に大量に発汗します。

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6リットルの水分を吸収するコットンクーラーを着用させてみました。
とてもやわらかな素材でゴキゲンな表情のバーリン。
着てからほんのしばらくの間にどんどん汗を吸い取ってくれる優れものです。
これでタオルで汗を拭いていただく手間がなくなりました。
嫌がるバーリンに噛まれそうになったり、蹴られそうになることも防げて
体の冷える心配もなく、一石三鳥です!

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こちらは正面から。

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先ほどまであんなに出るのを嫌がっていたのに
枯草の下から芽を出した青草をみつけるとがむしゃらに食べるバーリンです。
肢の毛がどれだけ長いかわかりますでしょうか...

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立ち去るところを顔を上げて見送ってくれる、律儀なバーリン。

村下ファームさんから、今日のバーリンの画像が届きました。

20170214_094031.jpg着ている馬着は、汗をたくさんかくバーリンが濡れたからだが乾くまで寒いのではないかと考えて、村下ファームの奥様とも相談し、試行錯誤を重ねて購入した吸汗性の高い馬着です。

奥様からのご報告によると、とてもよく汗を吸っているようで、 余計な水分が体に残らない分、脱がせた後はいつもより早く乾きそうですとのこと。
着せたままでいるとさらに汗をかいてしまうので、朝飼いのあとに着せてから放牧し、少し経ってから脱がすようにしています。

食欲はあります!
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みなさまにはご心配をおかけしておりますが、今後も注意深く見守り、バーリンにとって良いと思われる治療を考えていきますので、
一緒に見守っていただけますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

2017FHカレンダー

予約受付中!
フォスターホースの
生き生きした表情を捉えました。


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