2017年4月20日

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マザートウショウのFP(里親)会員募集中です!

 FP会員:0.5口(月2,000円)~   
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たくさんの方にFPさんになっていただければ幸いです。
  ◆ ◇ ◆

近況報告
 
先に・・・
FHの仲間であるエイシンバーリンの訃報に接し、関係者の方々、支援して来られた方々に、心からお悔やみを申し上げます。
バーリンは今は天国で安らかに心地良くいてくれると信じています。
 
アメリカでは高齢馬の7割もの馬がクッシング病にかかっているそうです。日本では、高齢まで生かされる馬が少なかったため、また、この病気について周知されていなかったため、長毛などの特有な症状が出ても、おそらく「歳をとったから代謝が悪くなったのだろう」と考えられ、診断されぬまま「老衰」と思われて死んでいった馬たちが少なくなかったのではないかと思います。
 
私のところでも、昨夏にバーリンと同じクッシング病で、今年3月にはメラノーマ、クッシング病による合併症で看取り、 また、現在もクッシング病であろう高齢馬がいます。
 
人間の管理下におかれる日本の引退馬たちの余生が、今後、「クオリティ・オブ・ライフ」(生命の質)を少しでも高めていけるよう、この難病の予防と、できることなら治癒ができるような時代が来たらいいなぁと、切に願っています。

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何度かまとまった雨が降り、その度に 放牧地の色が緑色になってきました。
 
4月8日以降ほぼ毎日、会員さん方がお越しで、馬たちは放牧地で人に気づくと駆けて来るようになりました。
 
4月18日は午前中、暴風雨でした。午後から雨は止みましたが、冷たい暴風が残りましたので、その日は1日舎飼いになりました。
 

【ナイスネイチャ】
 
4月16日に、お陰様で元気に満29才の誕生日を迎えました。長年に亘り支え続けて下さり、温かく見守って下さる多くの皆様に、心から感謝申し上げます。本当に、どうもありがとうございます。
 
01 会員さんからお祝いされるナイスネイチャ 4月16日.jpg
会員さんからお祝いされるナイスネイチャ 4月16日

胃潰瘍の薬は14日まで飲み続けていました。14日に、いつも診ていただいている東洋医学の獣医さんの診察を受けました。
その1週間前に治療して下さった左後ろ脚が良くなっていて、また、胃潰瘍も改善されていたので、この日の治療はありませんでした。

02 人参を目指すナイスネイチャ 4月20日.jpg
人参を目指すナイスネイチャ 4月20日

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人参人参~!

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 人参をたべさせてもらうナイスネイチャ

暖かい日には、馬服を脱がせて放牧しましたが、この辺りは風が強いので、まだ馬服を着て放牧する日が多いです。馬服を脱ぐと、背中は年齢並みに落ちていますが、 毛艶が良く、 痩せた感じもなく、歯も改善されて人参をボリボリ食べることができています。

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丸馬場のミサイルと

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会員さんからの青草を喜ぶナイスネイチャ 4月20日

 
【セントミサイル】
 
14日に、いつも診ていただいている東洋医学の獣医さんの診察を受けました。前回よりは良くなっているそうですが、まだ歩様が良くならず、触診の結果、右股関節に治療を受けました。
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丸馬場のミサイル 4月17日

08 ミサイル.jpg
21日には、半腱半膜を含めて右膝蓋周りに、かなり多数箇所、注射して下さいました。
 
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 人参をたべさせてもらうミサイル 4月20日

あまり長引くようなら、高齢なので関節炎か、または膝蓋骨の骨と骨の間が潰れている可能性もあるとのことで、レントゲンを撮った方がいいそうです。現在も小さい丸馬場で過ごしています。

10 ミサイル.jpg
11 退屈そうなミサイル.jpg
青草が少しずつ生えてきたので、すぐ隣の放牧地のナイスネイチャは、遠くに行って食べることが多くなりました。メテは出不精なので、近くにいることが多いですが、この頃は少し離れることもあり、そうするとミサイルは丸馬場で寂しくてイライラ熊癖(ゆうへき)をしています。

 
【ウラカワミユキ】
 
13日から14日にかけての夜中に、ミユキは立ち上がれなくなり、一時は安楽死の瀬戸際に立たされましたが、その後は立ち上がることができて、普段通りの日々を過ごしています。
 
以下、事実を記録として書き残す意味もあり、長文ですが申し訳ありません。

12 放牧地の一番向こう、右端がミユキ4月15日 20170420.jpg
放牧地の一番向こう、右端がミユキ4月15日
 
その日は、たまたま、馬房の中でミユキがいつも寝ている左奥に、いつもより多めの寝ワラが敷かれていたためでしょう、0時前、ミユキはそこから手前にずれた場所で寝ていました。
 
馬は起き上がる時に少し前のめりになります。 普通に起き上がろうとしましたが、 ちょうど馬房の手前左の角に、水桶を置くための三角の台があり、そこに顔をぶつける形になり、狭くて起き上がれなくなりました。左目の上に傷を負い、血が出ていました。経口投薬器で水を何度か飲ませましたが、口の中も少し切っていたようで、血が出ていました。
 
薄手の馬服を着ていたので、 ロープを馬服の襟首から尻尾の方に通し、裏戸を開けてトラクターで馬服ごと引っ張り、余裕のある位置までミユキの体をずらしました。
 
この時、馬服がきつく締まったので脱がせました。

13 ミユキ4月20日 20170420.jpg
ミユキ4月20日

その気になれば立ち上がれる位置でしたが、ミユキは精神的なショックからか、立ち上がれませんでした。ミユキはいつも右側を下にして寝るので、左を下にするのは、起きづらいと思います。このまま右を下にして長時間経つと、右後ろ脚が痺れてきて、麻痺したかのようになり、更に立てなくなると思い、早めに事を進めなければと考えました。
 
胸回りにロープを巻き、尻尾をくくり、天井の2ヶ所の管にそれぞれを通し、両方のバランスを取りながら、裏戸からトラクターで引っ張り、ほぼ立ったと思えるところまで、ミユキを起こしました。
 
トラクターの音や、そのような事態から、四肢をバタつかせそうなものですが、四肢は全く動きませんでした。胸が締め付けられますし、精神的なショックは更に強くなります。心臓マヒも心配になりますので、四肢が動かないとわかり、すぐに降ろしました。
 
ミユキの心情と、ショックからのお腹の速い動きなど、全体を考えて、 もう、吊って起こすのは、この場合はしない方がいいと考えました。もう後は、ミユキ自身の力で起きるしか方法は無いと考えました。

14 会員さんからの青草を喜ぶミユキ 4月20日 20170420.jpg
会員さんからの青草を喜ぶミユキ 4月20日

頭も四肢も投げ出して寝たままになり、放心状態のようでした。このまま更に痺れていけば、更に立ちにくくなり、内臓が圧迫されて苦しくなるでしょう。
 
コーセイの時と似ていると思いました。
 
コーセイの時は獣医さんに来てほしい時間には、当時が繁殖シーズンだったため待たなくてはならなかったので、繁殖業務をしていなかったご年配の獣医さんにお願いしました。でも、今はその獣医さんは辞めておられるので、ミユキが心身ともに苦しくなる前に、獣医さんに来ていただけるうちに、安楽死の処置をお願いすることを決めました。
 
簡単に安楽死を選択したわけではなく、ただただ、この歳まで長く生きてきてくれたミユキが最後の最後に怖い思いをして苦痛を味わって死んでいってほしくなかった、その一心でした。
 
ミユキに向き合いながら、途中で思いました。
「このまま立ち上がれないのなら、ここまでの運命・・・十分、長く、よく生きてくれた」と・・・
「でも、ミユキがまだ生きるはずの運命なら、きっと立ち上がれる」と・・・
私たちが、どう判断を間違おうと、神様は強制的に正しい道を開かせてくれるはずだと、運命を天に任せ、どちらの結果でも受け入れるしかないと思いました。

夜中の2時過ぎに沼田代表と北海道事務局の加藤さんに電話をしてから、獣医さんにも電話をしてお願いしました。ホーストラストさんでのツアーが始まるところで、加藤さんは九州でした。

獣医さんは事務所に保管してある麻酔薬を取りに寄るので、30分位かかると言われました。 

30分位経った頃、ミユキが頭を上げたので、あれ?そんな力があったの?と思いました。表情も悪くありませんでした。

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体を起こしたミユキ 寒いので馬服をかけてあります 4月14日2時半前

「この状態で安楽死はできない・・・」と思い、到着した獣医さんに相談をしたところ、少し考えられて、「痛み止めという手もありますね」と言われました。痛み止めを注射していただき、様子を見ることになりました。

その時、ミユキにとって見慣れた獣医さんなのに、ミユキは安楽死させられる状況にあったことを察知したようで、明らかに表情が変わり、怖がりました。ミユキは、急いで立とうとしましたが、その時は、やはり立てませんでした。
 
ミユキには、「これは痛み止めだからね。大丈夫だからね」と言い聞かせて、痛み止めを注射していただきました。

獣医さんが帰られて間もなく、痛み止めが効き出すよりも前に、ミユキは自力で立ち上がりました。
 
ミユキは、このままでは死ぬことになると本気で焦ったのだと思います。立ち上がってから暫くして、千切り人参を食べ始めました。
 
16 起きて人参を食べて安堵しました 20170420.jpg
起きて人参を食べて安堵しました

その朝には、歩様も変わらず、放牧もできました。食欲が落ちたため、5日間、栄養剤を注射していただきました。

17 左目の瞼が腫れました 4月14日 20170420.jpg
 左目の瞼が腫れました 4月14日 

その後、ミユキが「寝たら立ち上がれなくなる」と恐れて、寝ないでいたとしたら、また違う悪影響が出るかもしれない・・・と心配して暗視カメラで見守りましたが、適切な量の寝ワラの上で、いつもの位置で寝起きすることができています。

18 瞼の腫れが引いたミユキ 4月20日 20170420.jpg
                 瞼の腫れが引いたミユキ 4月20日
 
左目の上が3日ほど腫れていましたが、今は腫れが引いて、目がしっかり見開いています。

 
【マザートウショウ】
 
4月11日に、お陰様で元気に満27才の誕生日を迎えました。お祝いの素敵な花々に囲まれて、人参を沢山食べさせていただき、沢山の愛情を受けていることを改めて強く感じました。本当に、どうもありがとうございました。

19 会員さんからお祝されるマザー4月11日.jpg
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会員さんとマザー

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マザー誕生日お祝い
 
マザーは放牧地で会員さんから人参を食べさせていただく時に、仲間の中での順位は3番手なので、それをちゃんと理解して距離を保っているようです。「何が何でも食べるのよ!」という程の執念は持たず、揉めごとに巻きこまれない賢さがあるようです。そういうところを褒める会員さんもいらっしゃいました。

22 左端がマザー 4月15日.jpg
 左端がマザー 4月15日
 
子宮内膜炎について、一度は獣医さんに来ていただきましたが、 発情の加減で、まだ治療には至っていませんが、マザーは変わりなく元気に過ごしています。
 
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 マザートウショウ 4月20日

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大変な状況のなか書き込んでいただき、ほんとうにありがとうございました。

今回の更新を読みながらいろんなことを考えました。

でもやっぱり、ネイチャもミサイルもミユキかあさんも、みんなみんな、はるみお母さん方がいてくれて、ほんとうに幸せだって想いになりました。

まだまだ安心できる状況ではないようで、心を休められるのはもう少し先かもしれないですが、みなさんが安心して今日を、明日を迎えられるようにと、祈り続けます。

本当に本当にお疲れ様ですm(_ _)m
牧場の馬たちはとても幸せですね!
皆様には頭が下がります…心配な事、大変な事、
沢山あるでしょうが、平穏な日々が続くこと心から祈っています!!

Mr.CBさん、田中美恵子さん、こんばんは。

長文になってしまいましたが
そのように読み取って下さり、どうもありがとうございます。

沢山の方々が深い愛情を持って見守って下さっているミユキの命を
私たちが終わらせることを決めるのは
とても責任が重く、皆さんにとても申し訳ない気持ちでした。

今は、とてもホッとしていますが
これからも、更に歳をとっていくミユキたちを
気を引き締めて、見守っていくつもりです。

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

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  • 12 放牧地の一番向こう、右端がミユキ4月15日 20170420.jpg
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  • 12 放牧地の一番向こう、右端がミユキ4月15日.jpg

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