近況報告
11月10日には町内の人と「今年は暖かいね」と話していましたが、翌日くらいから寒さが身に沁みるようになりました。冷たい風が強く吹く日も多く、高齢馬や痩せている馬たちには薄手の馬服を着せる日が多くなりました。日中に太陽が出ると暖かくて馬服を脱がせて回った日もありましたが、その後また季節が進み、太陽が出ていても風が冷たく感じられます。
11月21日朝、浦河は初雪が降りました。雪はお昼前に雨アラレに変わり、すぐに融けました。
日が暮れるのが早くなりました。夏の一番日が長い頃には18時半から馬を入れ始めていた時もあったくらいでしたが、少しづつ早まっていき、最近は15時半から、数日前からは15:15から入れ始めています。入れ終わってから、繋皹(ケイクン・・・皮膚炎)の馬や泥んこの馬の脚元を洗ったり、夕方の飼い葉を作っています。
【ナイスネイチャ】
水溜りができるくらいの雨が降った日もありましたので、脚が泥んこになる日も多かったです。ナイスネイチャは本厩舎の南側の出入り口や洗い場には絶対に行きたくありません。日頃から出入りする北側を出た所で、私が持ち手となり牧場長がバケツにぬるま湯を汲んで来て洗い流します。持ち手の私からは人参片をもらいながら・・・至れり尽くせりで渡辺牧場の王様ですね。(笑)
脚を洗ってもらうナイスネイチャ 11月16日
人参をもらいながら(会員Sさんから)
放牧地ではいつもメテと一緒に過ごしています。リゲルが近くに居て3頭で草を食んでいる時もありますが、リゲルだけ一番奥に行っていて、ナイスとメテが真ん中より手前に居ることの方が多いです。
左からリゲル、ナイスネイチャ、メテ 11月21日
ミサイルの甥っ子(9歳)が帰郷して隣りの放牧地(セイントネイチャーとヒカル)に加わりました。元々騒がしかったところに若い仲間が加わったので、更に騒々しくなりました。セイントネイチャーグループの3頭が放牧地の向こうの方からドドドドドーッと走って来ると、ナイスネイチャのグループ3頭も釣られてドドドドドーッ走って来ます。
手前はナイスネイチャと右奥のリゲルナイト11月21日
【渡辺牧場Twitterより 動画】
【マザートウショウ】
朝、放牧地の仲間の中ではキララと一緒に最初に放牧します。その後にゲッケイジュ(ミユキの末娘)が加わると、ゲッケイジュは物凄い勢いで走って行き、マザーとキララと合流して3頭で心ゆくまで走り回っています。その後に4頭目のバイラーがまた物凄い勢いで走って合流し、再度みんなで走り回っています。マザーは高齢ですが、まだまだ元気に運動しています。
お家に帰るのを待つ可愛いマザー 11月16日(会員Sさんから)
マザートウショウ11月16日(会員Sさんから)
マザーは放牧地の青草も噛み出していることがあり、全部飲みこめてはいないので、お腹が空いているだろうと思い、夕方厩舎に入れると優先的に特別食の飼い葉を作ってあげます。ナイスネイチャも同じものですが、マザーの方が食べる量が少なめです。乾草(チモシーとルーサン)を粉のようにカットしたものと他の飼料を混ぜてぬるま湯をたっぷり入れて程良い湿り気にします。このぬるま湯が結構な量を入れますので、それで水分摂取量が十分なのか、バケツの飲み水にはほとんど口を付けません。
マザートウショウ 11月21日
草を食べ歩くマザー 11月21日
夕方の飼い葉を食べるマザー 11月21日
マザーは飼い葉が出来上がるまで、馬房で後ろ向きに佇んで待っています。出来上がりの飼い葉桶が重いので、馬房の前で混ぜていると、待ちきれなくて首を伸ばして食べようとします。出来上がりを吊り下げようとしている最中にもうパクリと一口食べています。
【写真12】
【渡辺牧場Twitterより 動画】
11月15日
11月21日
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