ナムラタイタン 10月の近況報告
今年9月に「ナイスネイチャ・35歳のバースデードネーション」の対象馬としてフォスターホースに仲間入りしたナムラタイタン(セン馬・17歳)。
現在は去勢を終え、余生を送る養老牧場の行き先を検討しつつ、仮預託先となる日高町のグリーンマイルトレーニングセンターで過ごしています。
午後の日課のウォーキングマシン
[動画]ナムラタイタン ウォーキングマシンで運動中!
仮預託先のグリーンマイルは育成牧場で、本来は功労馬の受け入れは行っていませんが、フォスターホースのノボキッス(20歳)を(生産部門の)サンバマウンテンファームで預託をお願いしていること(ノボキッスは2023年10月20日、MTHケイムズへ移動しました)、グリーンマイルで先にフォスターホースになったレーヴミストラルを仮預託していただいている縁もあって預託を受け入れて頂きました。
「8月7日にレックススタッドまで迎えに行き、その足で去勢手術も済ませて入厩しました。今年の酷暑にも負けず元気にしています。やはり走った馬は顔つきがいいですね」と話すのはグリーンマイルの矢野琢也代表。
午前中はパドック放牧、午後はウォーキングマシンで30分の運動を行っています。
「扱いやすい性格で悪さもしません。1日3升半ほどの飼い葉を与え、好コンディションを維持しています。いつまでこちらでお預かりするかは分かりませんが、良い状態で送り出せるよう管理していきます」(矢野代表)
10月3日には同時期にフォスターホースになり、ともに過ごしていたレーヴミストラル(セン馬・11歳)が急死するという悲しい別れがありましたが、ナムラタイタン自身は変わらず元気に過ごしています。
ピカピカの栗毛
父のサウスヴィグラスを彷彿させます
グリーンマイルトレーニングセンターは本業が育成牧場なので、厩舎で暮らす他の馬たちは(育成中の)1歳馬ばかりですが、ナムラタイタンはベテランらしくのんびりと過ごしています。
午前中は朝6時頃から12時頃まで育成馬と一緒にサンシャインパドックで過ごしています。パドックはフェンス1枚を隔てて、北海道富川高校のグラウンドに面しています。校舎の窓から放牧された馬たちを眺められる距離。「トミコー生(北海道富川高校生)が羨ましい!」という方もおられるのではないでしょうか。
ウォーキング後のお手入れ風景
[動画]ナムラタイタン お手入れ気持ちいい!
厩舎の洗い場で手入れされているナムラタイタンを眺めていると、穏やかな性格に驚かされます。育成馬が手綱を咥えて遊んだり、担当さんに甘噛みで甘えたりといった仕草でチャカチャカしている中、どっしりと構えて大人しくし手入れされています。
「とても扱いやすい馬ですが、元種牡馬なだけに牝馬が近くに来ると少しテンションが上がります。牝馬の育成馬が近くを通る時は注意しています」とのこと。馬にとっては過ごしやすい、秋の日高を満喫しながら日々を送っています。
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「35歳のバースデードネーション」
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