1頭でも多くの引退馬に安定した馬生を過ごしてほしいという思いから
馬と人とをつなぐ事業をおこなう民間の非営利団体です。
代表メッセージ
引退馬の未来をともに考え、支える社会へ
毎年7000頭以上の競走馬が生産されるなかで、一頭でも多くの引退馬を次の馬生へ繋げていくことは最も大切な課題です。
引退馬協会は30年近く、この課題を大切にしながらその時その時の問題に取り組んできました。
1998年には相互扶助による里親制度「フォスターペアレント」制度、2005年には個人で馬の馬生を繋ぐ人をサポートする「引退馬ネット」、2011年には引退した馬のセカンドキャリアをサポートする「再就職支援プログラム」、そして最近では、馬たちの最終ステージへの見守りと獣医療の補助など。これらはすべて、馬ファーストの考えのもとに進めてきました。
最近では引退馬に関連する事柄が、社会問題として取り上げられることも多くなりました。
人間の楽しみのために生産された競走馬の引退後の馬生について考え、関わっていくことは、私たちにとって決して避けては通れないことと考えます。
たくさんの方が引退馬に関心を持ち、ともに行動していくことは、引退馬の未来を変える大きな力となります。
引退馬のウェルフェア(福祉、幸福、健康)を守り、実現できる社会へ。
引退馬協会は、皆様と共にこれからも馬ファーストの考えをもとに、一頭一頭の馬を大切に支えていきます。
活動の背景
競走馬の一生の裏には様々な
課題があります
競走馬たちがどのように生まれ、どのような生涯を送るのか、皆さんは知っていますか。
競争馬、そして、引退馬の一生の裏には、数多くの社会的な課題が存在するのです。
フォスターペアレントから
始まった引退馬協会の活動
競走馬が引退後に多くが廃用となってしまう現状をなんとかしたいと思った人々によって、1997年に前身となる、引退馬の里親捜しを目的とする組織「イグレット軽種馬フォスターペアレントの会」が設立されました。これが引退馬協会の始まりでした。
Mission
私たちの役割
馬を「生かす」「活かす」
しくみをつくる
競走馬として、繁殖馬として、乗用馬として、生きてきた馬たちの「次の馬生」をつくるのは私たち人間です。
馬のいのちを守り、次のステージへつなげるしくみをさらに広げ、多くの人と馬を見守ることができるよう、活動していきます。
Vision
目指す未来
「馬のために」
「人のために」
生きる社会へ
人々のくらしのなかで馬がもっと身近な存在となることが、引退馬の未来につながります。
馬のことを思う人、馬についての知識と技術を持つ人、馬に関わるすべての人がより充実した生活をおくれる社会づくりを目指します。
事業紹介
事業の4つの軸
毎年約7,000頭の馬が競走馬として生産されています。
そんな競走馬たちが競走生活を終えた後の現状には課題があります。
私たちは、1頭でも多くの馬を守り、支えるために活動をおこなっています。
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「守りたい」を形にする
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最終ステージまで見守る
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引退馬の状況を良くする
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「守りたい」を広げる