引退馬の引き取りをお考えのあなたへ

to future horse owners

特定の馬を「守りたい・支えたい」という思いを実現するには、その馬生を確実に繋いでいくことが必要です。

馬を引き取りたい・託したい方へ

「応援している馬をなんとか助けたい」。―引退馬協会には馬を想うたくさんの方からのご相談があります。
しかし、引退した競走馬を引き取って生涯養っていくとなると、預託の場合なら預託料だけで最低でも年間40万円から100万円程度の費用がかかり、馬代金、移動するための馬運車代、さらにこの他に削蹄料やワクチン接種や病気になった時の獣医療費が必要となります。馬は30歳まで生きることも珍しくなく、必要な経費は決して少ない額ではありません。
馬をなんとかしたいという思いだけで無理をせず、あなたにできる範囲で、馬もあなたも幸せになる方法を一緒に考えましょう。
特定の馬を「守りたい・支えたい」という思いを実現するには、その馬生を確実につないでいくことが必要です。

「馬生をつなげたい」あなたへのフローチャート

健康な馬体を有する馬(概ね12歳まで、繁殖牝馬は8歳まで)は、引退馬協会へ無償譲渡していただくことにより、再就職支援プログラムでお引き受けいたします。譲渡を受けた馬は引退馬協会の委託施設にてリトレーニングを実施し、マッチングをした上で第三者へ譲渡を行います。譲渡をした馬は、引退馬協会が生涯にわたり見守っていきます。
ナイスネイチャ・34歳バースデードネーション対象馬

条件を満たせば、引退馬協会で引き取ることができる場合があります。
フォスターホースとして受け入れた馬は引退馬協会の所有馬となります。フォスターペアレント(FP)会員を募集し、会員制度を基盤として、終生大切に繋養いたします。
ナイスネイチャ・35歳バースデードネーション対象馬
ナイスネイチャ・メモリアルドネーション 2024対象馬

フォスターホース、再就職支援の参加対象とならない馬の支援団体を立ち上げる方を引退馬協会の対外支援事業である「引退馬ネット」で団体の設立、会員募集、会の運営をサポートします。対象馬に制限はありませんが、発起人になる方の審査があります。
条件を満たせば、年間10万円までの医療費支援が受けられます。

馬を引き取りたいあなたへ

引き取る前に考えたい10の質問

「馬を個人で引き取りたい」と考えている方は、まず下記の質問についてじっくり考えてみてください。

Q

あなたはその馬にどんな馬生を過ごさせたいと願っていますか?

Q

あなたはなぜその馬を引き取りたいと思っているのですか?

Q

あなたは終生変わらずその馬を養っていくというかたい意思がありますか?

Q

あなたはその馬より長生きをする自信がありますか?

Q

馬を引き取るための資金の準備はできていますか?

Q

あなたはその馬の現在の管理者や所有者と連絡を取れる状態にありますか?

Q

馬を引き取ったときの預託先は考えていますか?

Q

馬を引き取った後、あなたにもしものことがあった場合のことを考えていますか?

Q

馬を引き取った後に経済状況が変わったら、あなたは馬をどうしますか?

Q

あなたはその馬を引き取ることで幸せになれますか?

引退馬協会の関連場として馬を引き取りたい、預けたいとお考えの方は、
以下のフォームから事務局までお問い合わせください。お問い合わせの前に、
まず、このページにある「引き取る前に考えたい 10の質問」「フローチャート」をご確認いただき、
下の「よくある質問」も参照していただきますようお願いいたします。

よくある質問

引退馬協会に馬を引き取ってほしい

引退馬協会の所有馬(フォスターホース)として受け入れる条件に当てはまるかどうか、チェック項目(フローチャート)にてご確認ください。

再就職支援プログラムで引き取った馬を繁殖に利用したい

繁殖は馬にとって命がけの仕事です。当会の再就職支援プログラムにより譲渡した馬は、競走、乗用はじめ、いかなる目的の繁殖利用を認めておりません。

再就職支援プログラム卒業生の医療費助成を受けたい

年間10万円までの傷病に対する治療費と整歯代と、それぞれに関わる往診代が申請可能です。駆虫代や予防接種は助成の対象外です。申請書は(URL)よりダウンロードしてください。なお、医療費助成は年ごとに事業の継続を判断するため、将来に渡ってお約束するものではありません。

馬を引き取りたい

再就職支援プログラムの「引き取りエントリーシート」を(URL)よりダウンロードして提出してください。条件が合えば無償譲渡いたします。その際、譲渡契約を交わさせていただきます。

引き取った馬を第三者への譲渡したい

有償無償を問わず、第三者への譲渡を認めておりません。いったん引退馬協会に戻していただき、譲渡を受けたい方と引退馬協会で譲渡契約を結びます。

馬を託したい

健康であること、怪我がないことを条件に、概ね10歳程度までの馬を受け入れています。馬の状態によって異なりますので、個別の判断となります。

預託先をお探しの方は、預託先INFOをご覧ください。

ご支援の方法

Donation

あなたにできる方法で
引退馬を守る・支える

「引退馬を守りたい」そういった方に、様々なご支援をいただいております。
1頭でも多くの馬を支えるためには、あなたのご支援が必要です。
会員や寄付、買い物など、あなたにあった方法でご検討ください。