9月6日に北海道事務所の大柄が訪問した時のレポートをお届けします。
プリサイスエンドに会うのは今回で2度目でした。前回は去勢前でしたので、セン馬になって初めての再会です。初めて会った時も、少し痩せている感はありましたが、今回は去勢後ということでさらに痩せてしまいました。
仮預託先のスタッフさんも、痩せている事を気にして食べさせているのですが、なかなか太らないとおっしゃっていました。好き嫌いはなく食欲もあり、毛艶もよいので徐々に馬体も戻ってくると思われますが、かなりの時間がかかる可能性も考えられます。
激しく痩せてしまったことを考えると、これから冬に向かうホーストラスト北海道で過ごすのは、プリサイスにとって負担が大きいと考え移動先を再考することになりました。今は仮預託先で馬体と体力の回復に努めたいと思います。
もうひとつ気になることは、移動前から慢性化していた後左脚のフレグモーネです。移動前に怪我をして、さらに上のほうまであった腫れは落ち着き、下部だけとなりましたが、右後脚と同じ細さになる事は難しいと考えられます。今は獣医さんのアドバイスでバンデージを巻いています。フレグモーネの脚はケイクンもひどいため、ケアしていただいていますが、なかなか治らないようです。
初めて会った時、目がクリクリして思わず「可愛い」と声に出してしまう程、愛らしい表情でした。去勢前は種牡馬らしく、齧る事もあったようですが、今は齧らなくなったそうです。
23歳での移動の為、新しい環境に慣れるまで時間が掛かるのかと思われましたが、スタッフさん達の手厚いお世話のお蔭で慣れるのも早かったようです。
お土産に持っていった人参を、スタッフさんが直ぐに馬房まで持ってきて下さったので、あげると喜んで食べてくれました。食べている間、顔を撫でてあげるととても大人しく、撫でられるまま嫌がりませんでした。人を信じ、お手入れや治療にも協力的だそうです。
これからは穏やかに幸せな余生を過ごせますようにご支援いただけましたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
プリサイスエンドの預託料は、スキャンを繋養する際に立ち上げた「次の馬生支援」へ寄せられたご寄付から支払わせていただいています。
引退馬協会の所有馬ですが、フォスターホースではない為、フォスターペアレント会員の募集はありません。
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よろしくお願いいたします。