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タイキシャトル鬣事件容疑者不起訴の報を受けて

いつもあたたかなご支援をいただき、ありがとうございます。

 

既報の通り、ヴェルサイユリゾートファームに預託している弊会のフォスターホースのタイキシャトルの鬣が切り取られた事件の容疑者が逮捕されました。
 

その後、捜査にご尽力くださった門別警察署より、容疑者は罪を認めて反省の弁を述べており、罰金や処分は受けていないけれど逮捕の事実は残り、全国的に大きく報道もされたことで今後の抑止力にもなるのでご理解いただきたいとのことで、起訴猶予により不起訴となったと連絡がありました。

  

不起訴となった後、容疑者が自身のブログで発信した言葉に反省の色が見られないと感じる部分はあります。しかしながら、インターネットで個人情報や写真などが出まわり、十分に社会的制裁を受けているものと考え、引退馬協会では、二度とこのような事件が起きないよう、牧場や乗馬クラブなど引退馬を繋養している施設を訪問する際のマナーやルールの周知を徹底していただけるように啓発活動を行っていくことといたしました。

  

弊会では、牧場へ名馬に会いに行くことが盛んになった20年ほど前にはこうした発信を行っていましたが、それから時間が経過し、新たなファンも増えて、マナーやルールを知らない、また知っていても守らない人が増えているという現状があります。

走る姿を撮影する為に石を投げたり、また大変残念なことに、外出自粛の要請が出ていたゴールデンウイーク期間中に馬産地を訪れ、許可なく馬に餌を与えるという行為があったということも耳に入ってきました。

  

牧場は観光施設ではありません。

繋養されている馬たちは現役の種牡馬や繁殖牝馬であったり、そうした仕事を引退していても、所有者のいる馬であり、見学させてくださるのは牧場のご厚意によるものです。

  

大きなスタリオンでは見学時間にスタッフの方が付き添うこともありますが、小さな家族経営の牧場では日常の作業がある為、見学者に付き添うことができないのがほとんどです。
見学する方がマナーやルールを守ってくれるという認識のもとで見学をさせてくださっている中で、許可なく勝手な行動をすることは絶対に許されることではありません。

  

牧場を訪れるほとんどの方がマナーやルールを守って見学されていますが、守らない人がいれば見学ができなくなる事態を招くこともあり、事実、心無い一部の人の為に見学を停止している牧場もあります。

 

こうしたことを鑑み、引退馬協会は、私たちの事業に掲げる「啓発活動」に沿って、今後、見学マナーやルールの徹底をお願いする発信を積極的に行っていきます。

 

馬を愛する人たち、馬を繋養する牧場さんの為、そして何よりも私たちの愛する馬たちが安全に過ごすことができるよう、皆様のご協力をお願いいたします。

特定非営利活動法人引退馬協会
  代表理事 沼田 恭子

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