いつもあたたかなご支援をいただき、ありがとうございます。
引退馬協会事務局です。
4月から5月にかけて行いました「ナイスネイチャ34歳のバースデードネーション(34歳BD)」におきましては、数多くの方にご寄付をいただき誠にありがとうございました。重ねて厚くお礼申し上げます。
さて、再就職支援をテーマにした34歳BDですが、4月に金沢競馬場所属だったメイジン号、6月に引退し現在まで渡辺牧場で休養中のニットウイロンデル号の2頭しかお申込みをいただいておりません。
当協会からも今まで当会と関わってきた調教師の皆さんや牧場関係者に連絡させていただいておりますが、現在のところ、想定よりもお申し込みが少ない状況です。
皆さんのお話を伺ったところ、次のようなご指摘・ご意見をいただきました。
①プログラムに入るまでの馬主(所有者)の負担が大きい。
② 再就職支援プログラムに入れたい馬がいるが、重賞を勝っていない。
②については誤解で、「それは昨年実施した『ナイスネイチャ33歳のバースデードネーション』の対象馬です」とお話しし、理解をいただきました。
一方、①の所有者側の負担感というのはやはり大きいようで、ここを緩和しないとなかなか申込みに踏み切れないということが分かりました。
特に、リトレーニング施設に空きがなく順番待ちとなる場合など、待機期間が不透明なため「どのくらい費用がかかるのか不安だ」という声もお聞きしました。
ちなみに現在の所有者側の負担部分は
・プログラム入りまでの預託料(申込みから「3ヶ月」までは全額、それ以降は半額)
・健康診断受診料
・馬の輸送費
としておりました。
・プログラム入りまでの預託料のうち、申込みから「1ヶ月」分までは全額、それ以降は半額
・健康診断受診料
・馬の輸送費
と致します。
「健康診断受診料」と「馬の輸送費」については変更ありませんが、一番費用のかかる「預託料」の負担を軽減することで申込みやすい環境にすることが今回の意図です。
これにより、一頭あたりのコストは当初予定していた170万円より増加すると考えられ、総受け入れ頭数が変更になることも予測されます。
これについては、速やかに受け入れを進めるためとご理解いただけると幸いです。
なお、既に条件緩和により北海道営競馬で走っていたニットウイロンデルが、北海道浦河町の渡辺牧場での1ヵ月の休養を経てワタナベリトレーニングファームにてプログラムに入ったことを合わせてご報告いたします。
また、競走馬時代の馬主さんだけではなく、引退後に所有した方も応募できますので、ご希望の方は引退馬協会宛にご連絡・ご相談ください。
連絡先:otoiawase@rha.or.jp
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