いつもあたかなご支援ありがとうございます。
引退馬協会事務局です。
ナイスネイチャ・34歳のバースデードネーションから、間もなく1年になります。たくさんの方が、引退馬のリトレーニングに関心を寄せてくださるようになり、これまでに13頭(うち、1頭死亡)を受け入れました。
現在までの状況を報告いたします。
競走生活を頑張ってきた馬の多くが、見た目やレントゲン撮影ではわからない身体の痛みを抱えています。最低1ヵ月以上の休養を経て入厩しているものの、入厩後も治療や療養が続いている馬も少なくありません。身体的負担の少ないグランドワーク(馬と人の信頼関係を築くための基礎的な調教)をしながら療養を続けています。
入厩第1号馬のメイジンは、調教の継続を断念し、痛みを緩和するサプリの治験に参加し、その後「ふれあいホース兼コンパニオン」としての譲渡が内定し、5月に譲渡予定です。
ニットウイロンデルは調教が進み、譲渡に向けて近々調教動画を公開する予定です。
譲渡準備のできた馬から譲渡先を募集し、新たな受け入れをしていきます。
続いて、2023年2月までの収支をご報告します。
当初は入厩馬が少なかったので、毎月の経費は大きくありませんでしたが、これからは毎月の支出が大きくなります。
受入可能かどうかは、獣医師の診断とセカンドオピニオンを得て決定します。怪我をしている場合は、乗馬として調教できる見込みがあることが前提となります。
怪我の有無にかかわらず最低でも1ヵ月の休養を経ての入厩となります。馬の状態や調教施設の空き状況によってはそれ以上の待機となります。
療養2ヵ月目から、預託料の最大半額、上限月額5万円の助成を受けることができます。また、対象となる医療費助成も一頭当たり10万円まで受けられます。
無償譲渡が前提で、入厩先までの馬運代のご負担をお願いしています。
引退馬協会のお問い合わせフォームからお問い合わせください。