悲しいお知らせです。
5月8日正午前、ナイスネイチャ・33歳のバースデードネーションでフォスターホースとなりましたオオシマパンジーが永眠いたしましたこと、ご報告申し上げます。享年21歳でした(満年齢)。
オオシマパンジーは、今年3月に流産し、四肢に産褥性蹄葉炎があることがわかり引退馬協会に相談がありました。点滴をしながら子宮洗浄、痛み止めの投与などを行いました。
治療の甲斐あって、4月初旬には歩様は悪いけれど歩けるようになりました。餌も時間はかかかるもののよく食べてくれるようになりました。4月10日以降は治療を一旦終了しました。
ここ一週間は蹄葉炎の進行からか、寝ていることが多くなり、声をかけても起きなくなってきていました。
状況の改善に期待しておりましたが、昨日はついに立ち上がることができなくなり、獣医師と預託先の長谷川牧場様の判断を尊重し苦渋の決断で安楽死の処置をしていただきました。
なお、安楽死の際には、手術をする時と同様に、麻酔剤で意識を喪失してから最後の処置をしていただきましたこと、併せてご報告申し上げます。
競走馬として、母馬として、頑張ってきたオオシマパンジーに心よりの敬意を表しますとともに、冥福をお祈りいたします。
尽力しオオシマパンジーに寄り添っていただいた長谷川牧場の皆様、治療に当たり最後の処置をしていただいた獣医師やアドバイスをいただきました獣医師の諸先生方、ナイスネイチャの33歳のバースデードネーションを通じてご支援いただいた皆様に心より御礼申し上げます。