6月19日午前10時過ぎ、「ナイスネイチャ・35歳のバースデードネーション」の受け入れ馬第1号となったフサイチバルドル(せん馬・22歳)が、新ひだか町にある荒木牧場に到着しました。
本馬は父Unbridled、母Obtainという血統の米国産馬。2003年11月に美浦の古賀史生厩舎からデビュー。2歳から7歳まで中央競馬で走り3勝を挙げると、2009年からは地方競馬の高知に移籍。8歳から10歳まで走り高知県知事賞など重賞6勝を挙げました。2009年の黒船賞(Jpn3)では中央馬相手に3着に好走。通算成績62戦17勝と素晴らしい成績を残しました。
引退後は兵庫県の乗馬クラブを経て、2019年からは東北大学学友会乗馬部の所属となり、「杜向日葵(もりのひまわり)」の名で馬場馬術競技で活躍、全国大会にも出場しました。東北大学学友会乗馬部様の依頼により、今回の受け入れが実現しました。
5月15日に一時移動先のモモセライディングファームに到着。蹄葉炎の疑いありとされていた左前脚はレントゲン検査の結果、蟻洞の痕跡があるものの蹄葉炎ではなく、左肘の靭帯を傷めていたために歩様に乱れがありました。しかし放牧に支障はなく回復が見込めるという診断をいただき、今後は荒木牧場にて飼養をお願いすることになりました。
一日経って、昨日は放牧地を動き回りすぎたので、本日(6月20日)はかつてトーシンブリザードが使っていた、ブライアンズロマンとエスケープハッチの間の小さ目の放牧地に移動しました。また、履いていた蹄鉄は脱がせたとのことです。荒木さんは装蹄師のため、蹄の管理も安心です。
荒木牧場の雄大な風景
低迷期の高知競馬を支えた重賞ホース、フサイチバルドル。競走生活引退後は乗馬としても活躍しました。
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