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引退馬協会から

署名活動について

cd238c85e135e1b17da212ebe62f92be-1749543522.jpgホーストラスト J放牧地
手前3頭中央の栗毛がハギノハイブリッド(引退馬協会フォスターホース)

6月5日(木)、change.org にて公開しましたオンライン署名 「【緊急】メガソーラー開発を中止し、引退馬が暮らすホーストラスト放牧地と霧島高原の豊かな自然を守ることを、湧水町と鹿児島県に求めます」 https://www.change.org/mamore_horsetrust に関しまして、お問い合わせ等をいただいております。

今回の署名活動は、発信人である[引退馬が余生を過ごすホーストラスト放牧地を守る会]J放牧地に預託している馬主として、引退馬協会が行っているものであり、内容等はすべて代表理事の沼田の考えのもと、発信しております。
まず、この点をこちらから公式に皆様にお知らせすべきであり、それが欠けていたために情報が錯綜してしまったことを心からお詫び申し上げます。

以下、本件に関する経緯、事実関係をまとめましたので、署名サイトと合わせてご確認いただけますと幸いです。

●今回の署名の趣旨

詳細は署名サイトに記しているとおりです。

この署名活動について、ホーストラスト様が賛同しているのかどうかというご質問を受け、署名サイトの公式X mamore horsetrust [引退馬が余生を過ごすホーストラスト放牧地を守る会](@mmr_horsetrust)で返信しておりますので、その内容を抜粋いたします。

「この署名活動は、NPO法人ホーストラストの小西英司理事長に内容をご確認いただいた上で展開しております。」(6月6日の投稿より)

署名サイトに掲載する内容をホーストラスト様に事前に確認のうえ、6月5日にサイトを公開いたしました。

●署名の期間

ホーストラスト様から馬主あてに「7月10日までに、J放牧地の明け渡しを要求されている」と伺い、こちらも期限を設けることにいたしました。行動開始から3週間後の6月26日(木)までにできるだけ多くのご賛同応援をいただき、これを取りまとめて、自治体の長に提出する予定としております。

●ホーストラスト様からの発信

【6月8日】「放牧地返却と署名活動について」

https://horse-trust.jp/pages/26/detail=1/b_id=87/r_id=58#block87-58

【6月9日】「代替地について」
https://horse-trust.jp/pages/26/detail=1/b_id=87/r_id=59#block87-59

6月9日の発信内容によると、湧水町のご理解のもと、J放牧地の代替地の提供について、話が進んでいるとのことです。
私どもが願っていた代替地の話が実現し、馬たちの生活場所が確保できる目処が立ったことにまずは本当に安堵しております。代替地の整備や馬たちの移動への準備はこれからということですが、梅雨の時期ということもあり、作業等のスムーズな進行を祈念します。ホーストラスト様、スタッフの皆様、どうぞよろしくお願いいたします。

●今後の方針

当会といたしましては、今回の件に限らず、今後も同様な形でメガソーラー開発等のために馬たちのいる場所が売買され、馬たちの生活が脅かされていくことをとても懸念しております。馬と人とが一緒にくらしていける自然環境等を、企業活動から守っていただけますよう、行政や関係者の皆様にご理解ご協力を強く希望しております。

また、この署名活動は当初の予定どおり、立ち上げから3週間となる6月26日まで継続して行い、その内容を鹿児島県や湧水町にもお届けしたいと考えております。


ホーストラストと引退馬協会

また、補足となりますが、当会とホーストラスト様の関わり等を以下にまとめます。

私どもとホーストラスト様とは、「引退馬たちを守っていく」との思いを共有し、その環境改善や受け入れ頭数の拡充にも協力、連携しております。

●引退馬協会は、ホーストラストの社員(正会員)です

NPO法人における社員とは、その法人の目的に賛同して入会した個人及び団体のことで、総会で議決権を行使することができます。当会は、ホーストラストの社員(正会員)であり、馬主としても現在9頭を預託し、対外支援事業の対象馬として7頭の繋養をサポートしています。

ホーストラスト設立当初からコロナ禍前まで、ボランティアツアー等を毎年開催し、当会会員の皆様にご参加いただき、放牧地の整備や馬たちのお手入れなどのお手伝いと馬たちとのふれあい機会を設けてまいりました。この地は、引退馬たちの生活を守るためにさまざまな形で助け合い、連携することの大切さを実感できる大切な場所です。

今回は、ホーストラスト様と湧水町様のご理解が進み、望ましい形に向かっていますが、ほかの放牧地でも同様のケースが今後出てくるかもしれないと憂慮しております。そのためにもこの署名活動を続けてまいります。引き続きのご理解ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。


●ホーストラストへの預託馬

[引退馬協会所有馬] 
・被災馬フォスターホース 存命3頭
ハーモニィチトセチャン 
コッチャン(トーセンクレイジー) 
ハーモニィフラ

エナコ(トーホクエナジー 2014年3月死亡)

・フォスターホース 存命6頭
サマーナイトシティ
ハギノハイブリッド 
トリップオブラブ 
ドリームスイーブル 
マイネルミシシッピ 
タッチペガサス

ツクバアズマオー(2021年11月死亡) 
アサヒライジング(2022年1月死亡)

[対外支援事業 引退馬ネット]
・サポートホース 存命7頭
チェリーサウンド(桜音会)
マイティドリーム(マイティドリームの会)
シャーベットトーン(個人所有)
ジェネラルグラント(個人所有)
レモン(個人所有)
パイン(個人所有)
ディディ(ガッチリガッチリ 個人所有)


※マイネルミシシッピ タッチペガサスはこの6月8日にホーストラストへ入厩しました

※J放牧地繋養馬…ハーモニィチトセチャン ハギノハイブリッド ドリームスイーブル チェリーサウンド


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