ノボキッスは、2003年生まれの牝馬です。
2005年に中央で競走馬としてデビューした翌年に未勝利戦を勝ち上がり、12戦1勝という成績で競走生活を引退した後に繁殖馬となり、2009年から2019年にかけて7頭を出産しました。
そのうちの一頭、2012年に出産したノボバカラが、カペラS(GIII)や、プロキオンS(GIII)、中央交流重賞のさきたま杯(JpnII)、かきつばた記念(JpnIII)の4つの重賞競走で優勝する活躍を見せました。
ノボキッスは重い病気にかかり、なんとか繁殖を続けるべく懸命な治療をして頑張ってきましたが、3年不受胎のまま繁殖生活を引退しました。
ノボキッス プロフィール https://www.jbis.or.jp/horse/0000758798/
ノボキッスについて→https://rha.or.jp/f/nobo_kiss.html
現在の繋養先であるサンバマウンテンファームより相談がありました。
当初は同牧場の提案でホーストラスト北海道に馬主の方が余生を送らせるべく話を進めていたとのことです。
そんな折にサンバマウンテンファームのスタッフの方がナイスネイチャバースデードネーションを知り、「重賞馬を輩出した母」としての資格で引退馬協会に託せるならば、大きな病気を経験した同馬を獣医療へのアクセスのいい日高に置いてあげることができるのではないか、との相談でした。
牧場側で馬主の方と相談いただき、フォスターホースとなった後も馬主の方にホーストラストの預託料相当額のご負担をしていただくことを了承していただいたことから受け入れることとなりました。
預託先については、当面サンバマウンテンファームとし、その後、終の棲家へと移動する予定です。
現在は仮預託中ですので、見学はできません。
競走馬として繁殖馬としてのお仕事を終えたノボキッスのこれからの余生が穏やかで幸せなものとなりますよう、見守っていただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。