新ひだか町の荒木牧場で暮らすフサイチバルドル(セン馬・23歳)。
昨年は「夜になっても気温が下がらない」「お盆が過ぎても残暑が続く」と異常な暑さが続き、馬がバテるだけでなく放牧地の青草が日焼けしてしまうという厳しいものでしたが、今年はお盆を過ぎて例年並みに朝晩は過ごしやすくなってきました。
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海岸沿いにある荒木牧場は海風が吹けば過ごしやすく、山奥の牧場に比べれば虻(アブ)も少ないのでフサイチバルドルも元気に過ごしています。
馬体には栄養斑点(銭形紋)が浮かび、背中から腰にかけてのラインも緩やかな曲線を描き体調良好です。
荒木代表とバルドルの絆が伺えます
「見ての通りコンディションは絶好調。整腸剤として与えているクロノーブ(米ぬか発酵混合飼料)の効果でボロの状態も良く、ボロをするとすぐにカラスが飛んできてつついています。
分解も早く良質な堆肥になっていて、良い青草の育成につながっています。流行りのSDGs(持続可能な開発目標)ですね」
と、荒木牧場代表の荒木さんは話します。
荒木代表とバルドルが戯れる動画は
会員のみなさまにも大人気!
8月の夏休みシーズンには何人もの見学者が牧場を訪れてくれました。
「名牝シンコウラブリイの息子で引退名馬のロードクロノス(セン馬・29歳、2001年中京記念優勝馬)に会いに来る方が多いのですが、フサイチバルドルやエスケープハッチに会いに来てくれた方もいます」と荒木さん。
[動画]
9月上旬に旅行会社主催の牧場見学ツアーが行われ、40名ほどの見学者が荒木牧場を来場される予定です。
荒木牧場さんでくらす功労馬たち、中央で活躍したロードクロノス、そして厳しい時代の高知競馬を支えた2頭の名馬エスケープハッチ、フサイチバルドルのことを、みなさまにさらに知って頂けたらと思います。
フサイチバルドルがFHとなった経緯
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