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新ひだか町の荒木牧場で余生を送るフサイチバルドル(せん馬 5月で24歳)。同じ功労馬エリアで暮らすエスケープハッチ(せん馬25歳、荒木牧場功労馬サポーターズ所有)、ロードクロノス(せん馬30歳)と共に元気に過ごしています。
荒木牧場の放牧地
日高山脈は真っ白ですが、ほかに雪はありません
雪の少ない日高地方でも、荒木牧場のある東別地区は特に雪が少なく、今年は数えるほどしか雪が積もりませんでした。例年なら重機での雪かきも行いますが、今年は一度も出番がなかったそうです。放牧地の地面も乾き、馬が走ったり寝転んだりすると埃が舞っています。
「遊ぼうよ!」
放牧地へ行くと、いつものように挨拶に来てくれました。
現在は5時頃から14時頃まで放牧されていますが、早朝との温度差があるので天候によって馬服を着用しています。
朝は功労馬3頭(ロードクロノス、エスケープハッチ、フサイチバルドル)を最初に出しますが、収牧は隣の明け1歳馬たちから始めるので、3頭は放牧地の出入り口で帰りたそうに首を伸ばして帰る順番を待っています。によって馬服を着用しています。
収牧は明け1歳から(功労馬たちは順番を待っています)
右手前がバルドル
雪のない乾いた地面です
荒木代表に近況を伺ったところ
「フサイチバルドルを始めとして3頭とも何の問題も無く過ごしています。高齢馬の老化を止めることはできませんが、老化のスピードを緩やかにすることは可能です。馬体や爪の状態をチェックしながら、歯や内臓面のケアにも気を配っています。
先日、健康食品メーカーから『馬専用の酵素』が発売されたので早速試してみようと考えています」
と話されていました。代表は同業者の皆様と情報交換しながら、功労馬のQOL(クオリティオブライフ)の向上を目指されています。
[動画]
クロノス30歳、バルドル24歳
奥に1歳馬たちがいます
今年30歳のロードクロノス
(父・トニービン 母・シンコウラブリイ)
25歳のエスケープハッチ(荒木牧場功労馬サポーターズ)
(父・ミスタージョージ 母・ウインザオール)
2月には数名の見学の方々が来場されました。荒木牧場では年間を通じて見学を受け入れているので、機会があればぜひ会いに来てください(3日前までに連絡が必要です)。
フサイチバルドルがFHとなった経緯
https://rha.or.jp/f/fusaichi_baldr.html
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