乗馬クラブアリサで繋養されているフォスターホース、響輝(ロードシンフォニー)の報告をお届けします。
ホームページの「お知らせ」やSNSですでに報告させていただいておりますが、2022年12月17日朝、響輝が享年19歳(満年齢)で旅立ちました。
詳しくはこちらからご覧ください。→訃報:響輝(ロードシンフォニー)
乗馬クラブアリサの中山光右先生、千賀子さん、獣医師の先生方、すべての関係者のみなさま、
そして、響輝を支えてくださいましたみなさまに、深く御礼申し上げます。
12月20日、乗馬クラブアリサさんに伺いました。響輝とのお別れです。
響輝はキョウエイボーガンが最晩年を過ごした、馬場にもっとも近い馬房で眠っていました。安らかなお顔でした。たくさんの花、リンゴ、ニンジンが祭壇に供えられ、その日も続々とお花が届けられ、午後には会員さんもお別れに来られました。
この日までに多くの方が弔問されました。響輝を偲ぶ電話やメールも、中山先生と千賀子さんの元にたくさん届いたそうです。
「ボーガンが亡くなったときは、あふれるほどのお花やお供えをいただき、たくさんの方がお別れに来られました。
多くの方に見守られながらボーガンが旅立ったように、響輝のお別れも寂しくならなければよいなと…。
でも、そんな心配は不要でした。本当にたくさんの方が響輝のことを想い、別れを惜しんでくださいました。ありがとうございます」(中山先生)
お別れ前の響輝の祭壇
たくさんのお花と供物が供えられました
響輝は競走馬を引退後、警視庁騎馬隊を経て、「次の馬生支援」対象として引退馬協会で引き受けました。乗馬としていったん他の乗馬クラブへ譲渡したのち、2020年1月に引退馬協会の所有となり、乗馬クラブアリサさんへやって来ました。
当初はフォスターペアレントの募集はなく、「次の馬生支援基金(通称:スキャン基金)」にて繋養しておりましたが、より安定して響輝を養っていけるように、2020年9月にFP会員の募集を開始しました。
響輝はフレグモーネになりやすく、常に足のケアが必要な馬でした。足だけでなく全身の状態がよくなるように、中山先生と千賀子さんが食餌、調教等にも細心の注意を払いながら、世話をしてこられました。
「今年はフレグモーネが一度も出なかったんです。こんな年は初めてで、よかったねと喜んでいたところでした。悪いところがなく順調だっただけに残念でなりません。響輝にも、みなさまにも、ただ申し訳ありません…」(千賀子さん)
千賀子さんは、毎日、響輝の足を時間をかけてマッサージするなど、献身的なケアを続けてこられました。
そして、響輝とのお別れは、突然の出来事でした。
「どうして?なぜ?と混乱し、悔いるばかりでしたが、いちばん驚き、不安がっているのは響輝自身ではないかと…。そのことに気がついて、少し落ち着きました。響輝が安心して眠れるように、私たちがしっかりしなくては」(千賀子さん)
移動が多い馬生でしたが、たくさんの出会いがあり、アリサさんを終の棲家として余生を過ごしました。
響輝は本当に幸せな馬だったと思います。ありがとうございました。
今年はアリサさんにとっても、引退馬協会にとっても本当に大変な1年となりました。
ボーガン、そして響輝、安らかに。
どうかみんなを見守っていてください。
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