ノボキッスの近況報告を北海道事務所の大柄がお届けします。
8月29日に取材に伺いました。
ノボキッスはとても優しい表情で、小柄で可愛らしい印象です。その後治療のためパドックに一頭での放牧となりましたが、訪問した時は数頭の仲間達と一緒に放牧されていました。人に寄ってくる馬もいる中、ノボキッスはひたすら草を食べていました。興味がないのか、気にする様子もありませんでした。
決して人が嫌いというわけではなさそうです。他の馬と群れるのはあまり好きではないように見えました。かといって、仲間達が寄っていっても追い払う事もなく、一緒に草を食べている様子も見られました。自分から寄っていく事はなくても、来るもの拒まずなのかもしれません。
ノボキッスの体調について
2021年のシーズンが終わるころには安定していた子宮の状態ですが、引退馬協会様に譲渡してしばらくして陰部から汚れが出ているのを確認しました。
もう大丈夫だと思っていた矢先のことです。
最後の仔、ノボマジック(先日デビューを果たしました)を出産し子宮頚管裂傷のため手術をしてもらった後不受胎が続き、裂傷部分の癒着を繰り返すことで犬猫ではよく聞く子宮蓄膿症になり、このたび社台ホースクリニックにてバルーンカテーテルを留置していただき、牧場近隣の獣医師とのチームワークで子宮内の感染ゼロを目指し、3週間ほどが経過しました。
犬猫のように子宮を摘出するとなるとキッスにとっても負担が大きいため、この方法を推奨していただきました。
現在症状は当初より抑えられているのですが、治療による刺激で出血したりと、また感染が起きる可能性があり、継続しなければならない状況です。
―サンバマウンテンファームさんより―
そして続報が届きました。
本日(9月24日)、社台ホースクリニックと連携し治療をしている地元の獣医さんに子宮洗浄に行ってきたとのこと。
細菌検査の結果、菌もカビも、汚れも出なかったそうです。これでひとまず治療を一旦終了となります。ただ、洗浄をすると出血が見られるので、経過観察を行い、また汚れが出たときに対処するとのことです。
治療中は狭いパドックに入れられてイライラしていたキッスですが、今は広い放牧地に戻っています。
見学について
現在見学を休止しております。見学再開まで、今しばらくお待ちください。
ノボキッスのFP会員さん募集!
ご寄付によるご支援もお願いいたします。
クレジットカードでのご寄付も可能です。
特定の馬へのご支援は、馬名を指定してください(任意)