北海道事務所の加藤がご報告します。
2021年3月18日午前中に、プリサイスエンドが出血し、獣医師により止血剤より落ち着いたとノーザンレイクさんから第一報が入りました。15時半ごろ、再度ご連絡をいただき、出血していて一時間ほどプリサイスが立てないでおり、獣医師を待っているところとの連絡を受け、再度の連絡を待っていたところ、プリサイスが息を引き取ったとの連絡が入りました。
人手が足りないだろうと思い、急ぎ駆けつけて、実際に馬房を見るまではここまでの大量出血とは想像できずにおりましたが、獣医師の説明では直接の死因は大量出血による失血死であろうと伺いました。
牧場にはプリサイスを引退馬協会につないでくださったH様ご夫妻も駆けつけてくださっていて、ご主人は前日も訪問して元気なプリサイスに合ったばかりとのこと、皆が信じられない思いでした。
午前中の内視鏡による診察では、鼻腔に出血の形跡が見られたものの大量出血との整合性がわからなかったため、獣医師と相談の上で解剖をすることになりました。
翌19日午前中に近隣の谷口牧場さんと川越さんのご親戚に手伝っていただき、日高家畜保健衛生所に搬送し、午後から解剖が行われました。出血箇所は副鼻腔とわかりました。通常は血が溜まることはなく、病理検査に回して結果を待っています。
解剖後は荼毘に付され、遺骨はノーザンレイクに帰ってきています。祭壇が設けられ、四十九日まではお別れができるようにしていただいています。
ご支援いただいた皆さま、プリサイスを引退馬協会へと繋いでくださったH様ご夫妻、そして愛情深く管理してくださったノーザンレイクの川越様、佐々木様に心から感謝申し上げます。
牧場で過ごした5カ月は、期間こそ短かったですが、大好きな人たちのそばで青草を食べ、のんびり過ごすことができ、プリサイスも喜んでいることと思います。
引退馬協会会員: 午前、午後可能です。時間はノーザンレイクさんとご相談ください。
一般の方: 午前10:00~11:30
※対応できない場合がありますので、3日前までにノーザンレイクの佐々木様にお電話にてご予約ください。
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