おにくんを繋養している厩舎みちくささんから、4月の近況報告と画像が届きましたので、お伝えいたします。(※おにくんの情報は「みちくさだより」にも一部掲載がございます。)
春の景色になってきました。
馬達の食べる牧草や牧草ペレットは定期的に成分分析に出しています。馬達に与える食事の中の非構造炭水化物 (NSC)を計算するために、水溶性炭水化物(WSC)+スターチ、エタノール可溶性炭水化物(ESC)+スターチを求め、10以下であることを確認します。その他にもミネラルのバランス等、様々な項目を確認します。憶測で与える訳にはいかないため、分析結果を元に馬達の種類や年齢毎に合っている飼料を与えます。
今回は7検体を分析に出しました。若い馬から高齢馬まで、ポニー、中間種、軽種、重種がいると、粗飼料のラインナップだけでもこんなに沢山必要になります。
馬達を見張っているみお
牧草も育ってきました
ピョーン!すずも元気一杯です
カレンダーの撮影がありました。
牧草地の放牧場はメンテナンスをしていたので、久々にこちらの放牧場へ来ました。
久々に放牧場へ来たので馬達が羽目を外さないよう、撮影が終わるまで付き添っていたのですが、カメラマンの朝内大助さんがあまりに必死に撮っている様子に、毎年こんなに大変な思いをしながら素敵な写真を撮って下さっているのだな…と、そのご苦労に心が痛みました。結構良いシーンが撮れたのではと見ているこちらが思っていても、朝内さんは「これじゃダメだ!」と右へ左へと移動し、真剣な表情で撮影を続けます。
写真へ向ける情熱や、高いレベルへの要求が非常に厳しい方なのだなと感じ入りながらも、自分であれば段々写真撮るのが嫌になってしまいそうだな、と思いました。
馬達を驚かさないよう、且つ、頭を上げてくれるようにと、ネイティブ・アメリカン(アメリカン・インディアン)の雄叫びのような声を朝内さんが出して、馬達の注意をひいていました。
ただ普通に撮っている訳じゃなく、こんなにも苦労があるんだな…!と、撮影時の様子を近況報告で皆様にお届けしたいと思い、綴らせていただきました。朝内さん、いつも素敵なフォスターホースたちの写真を撮影いただき、本当にありがとうございます。
とある日
おでこをアゴ置きにするおにくん
「楽なんだよね」
夜の厩舎
眠たいおにくん
あくび
「ふぁ~」
放牧中は虫が多いのでフライマスクを着用
削蹄中のおにくん
「次、絶対俺でしょ!」
嫌なら逃げればいいのに
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