マルカハンニバル
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「ナイスネイチャ・35歳のバースデードネーション」対象馬としてフォスターホースとなったマルカハンニバル(21歳)とオールージュ(10歳)。
長野県の美義屋牧場で過ごす2頭の近況報告をお届けします。


遠くに見える山々の稜線は雪で真っ白ですが、中央アルプス山麓に位置する美義屋牧場周辺(長野県飯島町)では、まだ雪は見られません。12月に入り、最高気温が10℃を超える日もありましたが、朝晩の冷え込みは厳しくなり、最低気温がマイナスになる日が多くなってきました。馬たちは放牧地にまだ残っている青草を食欲旺盛に食み、本格的な冬への準備を始めています。


一般的に寒くなると活発に行動する馬が多くなると言われています。マルカハンニバルも秋以降はさらに活動量がアップ。ますます絶好調に過ごしています。
画像は11月に引っ越した新厩舎の自室(馬房)で飼い葉を食べるハンニバル。よく噛んで、味わっているようです。たくさん食べて、この冬も元気に過ごせますように。

「ハンニバルはご機嫌に過ごしています。お行儀もよいですよ」(美義屋牧場 中嶋さん)
新しい厩舎は放牧地に面しています。ハンニバルは環境が変わっても落ち着いていて、日々おだやかに過ごしています。庭付きの快適な住居を楽しんでいるようです。

オールージュもハンニバルと一緒に新居へ引っ越し、ひと月が経ちました。
ヒノキの壁、たっぷりおがくずが敷かれた馬房。何もかもが新しく、快適な空間なのですが、オールージュの部屋にはすでに変化が!

「オールージュの新居はすでにボコボコです」(美義屋牧場 中嶋さん)
オールージュの馬房の窓側の壁面には、ハンニバルの馬房にはない緑のウレタンボードが固定されています。ボコボコになった部分の補強とのこと。これはいったい…?!
「ハンニバルがユラユラしていると、(オールージュは)たまにムカついて蹴るのです。そしてボコボコに(苦笑)」(中嶋さん)
馬せん棒に保護用の布を巻かれているように、ハンニバルは馬房でもゆらゆら、ぐるぐるとよく動きます。その派手な動きに、イラッとするのでしょうか。放牧地でも日ごとにワイルドさの片鱗を見せつつありましたが、引っ越し後に覚醒? 本領発揮? いまや中嶋さんも「オールージュ様(笑)」と呼ぶほどの解き放たれた状態だそうです。

いつもハンニバルとお揃いの星柄の馬着姿でしたが、最近はストライプ柄を着用。イケメンの栗毛さんはなんでも似合います。
星柄のかわいい馬着は、なんとオールージュがビリビリにしてしまったとのこと。放牧地でもワイルドに駈け、ゴロゴロも激しめ。馬着がついに破れてしまったようです。
「元気がいちばんですが、怪我をしないよう気をつけてほしいです。今のところ大丈夫ですが、こちらもしっかり見守っていきたいと思います」(中嶋さん)
* * *
美義屋牧場で休養していた再就職支援プログラム46期生のナカザルオーが、11月10日、千葉県の乗馬倶楽部イグレットへ移動しました。イグレットで調教を積み、やがて美義屋牧場へ戻る予定です。
放牧仲間、仲良しのヨシムネくんとしばしのお別れ。ナカザルオー、リトレーニングをがんばってください!

※要事前予約
※見学は会員のみとなります。詳細は会報をご参照ください
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