2023年に実施された「ナイスネイチャ・35歳のバースデードネーション」(テーマ:地方競馬の重賞勝ち馬もフォスターホースに)19頭目の適用馬として、2021年武蔵野ステークス(G3)優勝馬のソリストサンダー(セン馬 5月2日で満10歳)が新たにフォスターホースとなりました。
同馬は2025年1月17日に仮預託先のコネクトファームへ移動、同日付で前馬主様から引退馬協会へ譲渡されています。
2月1日に最初の取材を行って来ました。
コネクトファーム
奥には未使用の厩舎があります(将来的に拡張予定)
厩舎の屋根には蛯名牧場時代の看板が残っています
2017年〜2023年まで中央競馬に所属して34戦6勝(重賞1勝)。その後は地方競馬に移籍して2023年〜2024年まで6戦1勝の成績を挙げたソリストサンダー。
2024年12月のトウケイニセイ記念(11着)を最後に現役を引退しました。休養先の岡田牧場目名トレーニングセンターで今年1月上旬に去勢手術を済ませ、1月17日に仮預託先となる新冠町のコネクトファームに移動しています。
ソリストサンダーの放牧地から
工事中の日高自動車道・大狩部橋が見えます
コネクトファームは2024年5月に開場したばかりの養老牧場。現在は功労馬の他、休養馬や(預託の)空胎馬など計13頭を飼養しています。
代表の渕瀬靖さんは本業として他の牧場に勤務しているので、コネクトファームの業務は鈴木貴子さんとスタッフ1名で行っています。場所は新冠町の大狩部地区にあり、10年程前まで生産牧場を営んでいた蛯名牧場の跡地に開場しました。国道235号沿いのJR大狩部駅(JR日高本線廃線により閉業)から山側に入り、建設中の日高自動車道大狩部橋の高架下を通って500mほど進んだ場所にあります。
ソリストサンダーがこちらに移動して2週間経ちましたが、現在は小さめの放牧地で放牧されています。
「結構うるさい気性をしていますが、他馬が見えなくなると寂しがるので、ラブアダブダブ(牝19歳 再就職支援プログラム第50期生。「ナイスネイチャ・34歳のバースデードネーション」対象馬)の隣に放しています。
ソリストサンダーは、うるさい気性の割には仔馬には優しくて、隣に明け1歳馬がいた時は仔馬の相手をしていました。左前脚に繋靭帯炎を患っているので3〜4ヵ月は静養させます。まだ現役時代のカリカリしたところが残っていますが『もう競走しなくていい』と分かれば、時間と共に気性も穏やかになると思います」
と、渕瀬代表は話されていました。
[動画]
マイペースに心身のリフレッシュを
コネクトファームでトレーニング中の
再就職支援プログラム第50期生 ラブアダブダブ
現在は脚元の様子を見ながら、朝7時から昼頃(11時〜13時)まで放牧しています。
5月で満10歳、若々しいソリストサンダー
[動画]
食欲旺盛に過ごしています
ソリストサンダーはまだ10歳と若い馬なので、今後は「乗れるフォスターホース」として乗用馬の道に進むプランも検討しているそうですが、まずはゆっくりと脚元の治療を行いながら現役時代の疲れを癒してください。
牧場のマスコット、北海道犬のマルちゃん
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ソリストサンダー フォスターホースになった経緯(プロフィール)
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