2023年9月に「ナイスネイチャ・35歳のバースデードネーション」の対象馬としてフォスターホースに仲間入りしたナムラタイタン(セン馬・5月で満18歳)。
現在は日高町にあるグリーンマイルトレーニングセンターさんに仮預託し、余生を送る移動先を調整中です。
くりくりした大きな瞳が印象的なタイタン
明るい表情です
こちらに移動して間もなく半年になりますが、スタッフさんによると「夏場は脚が浮腫みがちで、意図的にウォーキングマシンで長めに運動させていましたが、冬場は脚元が冷えるのが良いのか浮腫みもなく良いコンディションを維持しています」とのこと。
育成牧場で働くスタッフたちは、人を乗せたことも無いやんちゃな若駒に一から馴致を教えるのがメインの仕事で、高齢馬を扱う機会はあまりありません。
育成馬は1歳秋から初期馴致を始め、順調なら2歳の夏や秋にデビューを目指し調教を積みます。1頭の競走馬に付き合うのは長くて1年ほど。
「3ヵ月くらい付き合うと、馬体や気性の成長を右肩上がりに実感することが出来ますが、高齢馬の場合はいかに体調を維持し、老化のスピードを緩やかにするかがテーマになります。高齢馬は人生経験(馬生経験?)豊かで育成馬と比べるととても扱いやすいですが、ナムラタイタンは特に頭が良いと感じています」と話します。
胸前の筋肉も健在
ナムラタイタンの馬房は厩舎の端っこ(東側)にあるのですが、ここの馬房は遮る物も無いので長時間太陽が降り注ぎ暖かく感じます。人も動物も日光浴が大切と言いますが、馬房の配置からもグリーンマイルトレーニングセンターさまの気遣いが伝わります。相変わらず食欲も旺盛で元気に毎日を過ごしています。
[動画]こぼさずに食べます ナムラタイタン
よく噛んで食べています
撮影前に身だしなみを整えて
1月4日には代表産駒のブンブンマルが名古屋記念を優勝、地方重賞5勝目を挙げました。
「育成馬を見に来た調教師が『子供走ってるから(去勢するの)早かったんじゃないの〜?』と話していましたよ」とスタッフさん。まだまだナムラタイタンの子供たちは地方競馬を中心に活躍しているので、今年も応援をよろしくお願いいたします。
【産駒も活躍しています!】
ナムラタイタン産駒はこれまでに4世代がデビューしています。産駒数は多くありませんが、地方競馬で活躍したサウスヴィグラスの仔らしく、4年続けてアーニングインデックスは1.00を超え堅実な成績を挙げています。
今年早々に名古屋記念を制したブンブンマルほか、全国各地で頑張っているナムラタイタン産駒にも応援よろしくお願いします!
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