オースミコスモとエスワンスペクターの移動と移動後の様子を、北海道事務所の大柄が報告いたします。
10月31日に広富牧場さんから、Calm days farmさんに移動しました。移動に際し、広富牧場さんからCalm days farmさんへ、2頭に関してのお手紙と革の無口を付け、そして新品の引き綱が健康手帳と共に渡されました。手紙の内容は、2頭の餌の内容や、駆虫の時期、歯の状態、性格や癖などとても細かい内容が書かれていて、2頭への愛情溢れる思いが伝わりました。また2頭はピカピカにお手入れされ、鬣も整えてありました。ありがとうございます。
一旦馬房に入れると、2頭ともすぐに乾草を食べ始めました。
馬房で少し休んでから放牧と考えていましたので1時間程馬房で過ごしてもらいました。1時間後に2頭を見るとオースミコスモがシャワーを浴びたのか?と思う程の発汗が見られました。急いで何があったのかをカメラの録画を確認していただくと、少しだけ落ち着かない様子が見られましたが馬房で歩き回る事もありませんでした。体温も測り少し高めでしたが、獣医を呼ぶ程ではない為Calm days farmさんの判断で、2頭を放牧に出す事にしました。放牧地では落ち着いた様子で、草を食んでいる様子が見られました。
暫くすると余裕が出たのか、セン馬達に挨拶する様子が見られました。
Calm days farmさんでは、3頭のセン馬が過ごしています。3頭ともとても大人しく騒ぐ事が無く穏やかに、オースミコスモとエスワンスペクターを受け入れてくれました。Calm days farmさん第一号の預託馬のワイルドホース君は、最近競走馬を引退し先月去勢をしたばかりですがとても穏やかな性格で、2番目に入厩したキャプテンベガ君とは、初対面からイチャイチャする仲です。
15時半頃に集牧したのですが、暫くするとオースミコスモがまた大量の発汗が見られました。体温も測ったのですが問題なかった為、馬着を着せて様子をみました。興奮した様子は見られなかったのですが、後肢で壁を蹴ったり体温を測ったりする時に回し蹴りをしていました。移動のストレスと思われます。エスワンは人参も食べてくれましたが、コスモは見向きもしませんでしたが、夜飼いの時は食べていたそうです。
お手紙の中に「皮の無口を付けましたが、バエる無口を付けてあげて下さい」とありました。放牧地では着脱が手間取り皮の無口を付けて放牧していましが、3日には協会から無口が届きましたので、集牧と放牧以外は外しています。
引退馬協会さんからオースミコスモとエスワンスペクターの頭絡が届きました。ありがとうございます!
— Calm days farm (@calmdaysfarm) November 4, 2021
お揃いでかわいいです💕
似合ってますね😊#オースミコスモ#エスワンスペクター#引退馬協会 pic.twitter.com/ulIna7xrNl
2頭とも、競走馬引退後に繁殖で頑張ってくれていました。オースミコスモ22歳、エスワンスペクター20歳です。これからは、穏やかに幸せな余生を過ごして欲しいと願っております。2頭の余生を支える為ご支援を募集しております。よろしくお願いします。
移動後環境に慣れるまで見学はできませんが、相談しながら見学者の受け入れもしていく予定です。見学可能となりましたらホームページおよびSNSでお知らせしますので、牧場に問い合わせをすることはご遠慮ください。
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