「北海道には残暑が無い」と言われていますが、今年の夏は湿度が高く、連日30℃を超える猛暑が続きました。海岸線沿いで過ごしやすい立地にある荒木牧場ですが、猛暑の日は早めに収牧するなど、暑さ対策をしながら馬のケアに努めています。
「ナイスネイチャ・35歳のバースデードネーション」の受け入れ馬として、新たに引退馬協会のフォスターホースに仲間入りしたフサイチバルドル(セン馬、22歳)が荒木牧場に移動して2ヵ月が経ちました。
以前は1頭になると落ち着きがなくなるので、馬の出し入れは一番最初にしていましたが、環境に慣れ待つことが出来るようになりました。現在は出し入れの順番を決めなくても、バルドルは落ち着いています。
痛めていた左肩の歩様も多少のぎこちなさは感じるものの、日常生活には影響ありません。
濃厚飼料、燕麦、切り草などをミックスした飼い葉を1回1升弱、朝昼晩と1日3回与えていますが食欲旺盛で夏バテ知らず。また、米ぬか発酵混合飼料の「クロノーブ」を1日5g与えるようになって、腸内環境が良くなり馬体に幅が出て、毛艶も良くなったそうです。
馬体に幅が出て毛艶も良くなりました
8月12日〜16日には苫小牧市のノーザンホースパークで「第59回北日本学生馬術大会」が行われました。
大会に参加した東北大学学友会馬術部の部員3名が荒木牧場に来場、杜向日葵(もりのひまわり:フサイチバルドルの競技馬名)との久々の再会を楽しんでいきました。
今月の取材日は8月30日、この日は早朝に雨が降り、曇り空に風も吹いていて、やっと北海道らしい涼しさを感じるようになりました。秋の足音もすぐそこまで迫っています。
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