フサイチバルドル
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※今春、熊本県と十勝地方(帯広市・清水町)で馬インフルエンザの発生が確認されました。幸いにして日高・胆振地方での発生は確認されず、競走馬のふるさと案内所が要請していた「牧場見学の自粛」も8月1日に解除されました。
今後も感染防止に留意しながら取材を進めていきます。引き続き、牧場見学時の感染防止対策にご協力をお願いいたします。
新ひだか町の荒木牧場で余生を送るフサイチバルドル(24歳)は変わりなく元気に過ごしています。
7月中旬に道内各地で気温35℃を超える猛暑日が続出しましたが、その時、道内で一番涼しかったのが日高地方でした。荒木牧場は国道235号線沿線にあり、海岸線から500mほどの場所にあるので海風が吹く日は過ごしやすい環境にあります。
フサイチバルドルは功労馬のロードクロノス(30歳)、「荒木牧場功労馬サポーターズ」のサポートホース、エスケープハッチ(25歳)と同じエリアにある小さな放牧地で過ごしていましたが、先月から隣の当歳馬(明け1歳馬)用の大きな放牧地で過ごしています。
大きな放牧地の左側にも預託でお預かりしている功労馬用に放牧地が3面あり、2頭の功労馬が暮らしています(預託馬につき名前は伏せます)。先日から黒鹿毛の功労馬をフサイチバルドルの隣に移動したところ、意気投合したのか功労馬(以後、黒鹿毛さん)の近くで過ごすことが多くなりました。
荒木代表によると「年齢も近いので気が合うのかもしれないね」とのことです。
[動画]新たな相棒(黒鹿毛さん)とは馬が合う フサイチバルドル
こんなに広い放牧地なのに、この近さ!
大きな放牧地で気ままに過ごすフサイチバルドルですが、この日はお尻についたアブに耐えかねて地面をゴロゴロして追い払っていました。黒鹿毛さんと会話したり、アブを嫌って走り回ったりと、ほどよい運動のおかげかコンディションは良好です。
荒木代表は高齢馬の体調管理に役立つ最新情報を常に収集していて、先日は「飲む電解質サプリメント」の情報を入手されました。厩舎や牧場では人間用のスポーツドリンク(パウダー)を水に溶かして飲ませているところもあると聞きます。サプリメントはペレット状で投与しやすくなっており「夏場のミネラル補給に役立つのでは?」と導入を検討しているそうです。
7月は(ロードクロノス目当ての見学者が多いのですが)10名ほどの見学者が来場されました。8月に入り牧場見学シーズンになりましたが、荒木牧場は見学時間8時~15時と長時間公開しています。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りくださいとのことです。
※見学希望日の3日前までに事前連絡が必要。
【競走馬のふるさと案内所・荒木牧場紹介ページ】
https://uma-furusato.com/search_farm/1418.html
フサイチバルドルがFHとなった経緯
https://rha.or.jp/f/fusaichi_baldr.html
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