フサイチバルドル
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※今春、熊本県と十勝地方(帯広市・清水町)で馬インフルエンザの発生が確認されました。幸いにして日高・胆振地方での発生は確認されず、競走馬のふるさと案内所が要請していた「牧場見学の自粛」も8月1日に解除されました。
今後も感染防止に留意しながら取材を進めていきます。引き続き、牧場見学時の感染防止対策にご協力をお願いいたします。
12月8日 23時15分頃、青森県東方沖を震源地としたマグニチュード7.5の地震が発生しました。青森県八戸市では最大震度6強を観測。フォスターホースのフサイチバルドル(24歳)が暮らす荒木牧場がある新ひだか町でも震度5弱を観測しました。
牧場の荒木代表は地震発生後に厩舎で過ごす馬たちの安否を確認。幸いにして馬にも施設にも被害はありませんでしたが、津波警報の避難指示(3mの津波到達予測)が出ていたので、馬の安全を確認した後は高台の避難所方面へとご家族で避難したそうです。荒木牧場は海岸線から約400m、海抜(標高)5mの場所にあり、放牧地の奥には二級河川の布辻(ぶし)川も通っているので津波が心配されましたが、人も馬も被害がなくて何よりでした。
※地震の影響もあり、取材は12月10日に行ないました
11月に入り、荒木牧場から見える日高山脈も徐々に雪化粧してきました。フサイチバルドルは変わらず元気に過ごしています。

この時期の朝方は地面が凍りますが、昼には融けるので放牧地は蹄跡で凸凹(でこぼこ)になります。そのまま翌朝は凍って、馬たちは歩くと蹄が痛くなるので慎重に歩いています。
凍った地面が融けた昼からはゴロゴロと寝転がるので馬体は泥だらけ。もう少し寒くなったら馬服を着せるとのことです。
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[動画]「赤べこ」のように頭をブンブン振るフサイチバルドル
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[動画]木戸口に密着するフサイチバルドル(顔アップ)
11月中旬に整歯を行いましたが獣医師さん曰く、「年齢の割に綺麗」とのことで、食欲も問題ありません。右目の濁りにも変化はありません。年齢的な症状でもあり、痛がっている様子もないのでこのまま経過観察を続けます。

12月3日の高知新聞に「高知競馬場の2025年度の馬券売り上げが初めて1,000億円を超える見込み」というニュースが掲載されていました。
フサイチバルドルが高知競馬で年間10戦8勝(重賞5勝)を挙げた2010年の高知競馬の売り上げが60億円。一緒に暮らすサポートホースのエスケープハッチ(25歳/荒木牧場功労馬サポーターズ)が引退した2008年度の高知競馬の売り上げは38億円…信じられないV字回復です。賞金の安いどん底時代の高知競馬を支えて来た名馬たちに改めて敬意を表します。


[フォスターホースとなった経緯]
フサイチバルドル
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フサイチバルドルは
「ナイスネイチャ・35歳のバースデードネーション」対象馬です。
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