今年もあと約3週間となりました。
新ひだか町にある荒木牧場さんで余生を送るフサイチバルドル(セン馬23歳)は、こちらに移動して1年半が経ちますが元気に暮らしています。
日高山脈も薄っすらと雪化粧
[動画]フサイチバルドル 冬毛モフモフ!
11月下旬に荒木牧場さんを訪れました。この時点ではまだ積雪は観測されていませんが、背景の日高山脈は薄っすらと雪化粧して冬の訪れを感じさせます。日中がマイナス気温になることはほとんど無いので馬服は着せていませんが、放牧地のぬかるみはなかなか乾かなくなりました。
馬体はすっかり冬毛に覆われモコモコとしてきましたが、腰からお尻にかけてのシルエットは丸々として好コンディションを感じさせます。
[動画]フサイチバルドル 晩秋の放牧地から「おはよう!」
※風切り音にご注意ください
フサイチバルドルが暮らしている功労馬の放牧地は、左に休養の2歳馬、右にエスケープハッチ(セン馬24歳)、奥にロードクロノス(セン馬29歳)という配置になっていて、バルドルは自由気ままに放牧地を動き回っています。
少し離れた場所には秋に離乳したとねっこたちが放牧されています。年が明ければ1歳、ずいぶんと身体も立派になってきました。
とねっこたちは集団で走り回って遊んでいますが、時折牧柵沿いに首を並べてバルドルやクロノスをじっと見つめています。「僕たちも将来はバルドルさんみたいに活躍するぞ」と憧れの眼差しで見ているのかもしれませんね。
11月も何組かの見学者の方々が来場されました。荒木牧場のある東別地区は静内市街と三石市街の中間にあり来場者のほとんどは自家用車かレンタカーになります。
取材・撮影している時に、放牧地の前を通過するJR北海道バスの路線バスを度々見かけるので、「バスを使っての来場は出来ないか?」とも考えてみましたが、荒木牧場から200mほどの場所にある最寄りのバス停「東別入口」は1日に下り2本、上り1本しか停車しないので、牧場見学で利用するのは難しそうです。
徒歩で15分(1000m)ほどの場所にある『春立』(JR春立駅跡地)は道南バスも停まるので使えるかもしれません。「バスの車窓から眺めるフサイチバルドル」ってのも見てみたい光景。機会があればご紹介したいと思います。
フサイチバルドルがFHとなった経緯
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