ヒポクリニックさんから近況報告と画像が届きましたので、横浜支部の曽根がお伝えいたします。
テスコは変わりなく、元気に過ごしています。
いつも馬場運動の後に放牧をしていただいていますが、テスコが、馬場の作りや、どこに壁があるのかがわかるようになってきたので、放牧する時間を少しずつ長くしています。
スタッフの小泉さんに、テスコはどんな馬ですか?と聞いてみました。
とても人を頼りにしてくれる馬です。
最初は特定の人にしか反応しませんでしたが、今はいろいろな人の声に耳を傾けるようになりました。
引いて歩いている時に、いつもと違う場所や脚元の地面が変わると、止まったり、脚元がおぼつかなくなることがありましたが、施設の間取りがわかってきているようで、初めて行く場所でも、声をかけるとすんなりとついてきてくれ、人を信頼していることがわかります。
放牧している時も人の声がする方に耳を向けています。
聞いたことのない音がしたり、そういう音を聴いて不安になった他の馬が嘶いていると反応することはありますが、パニックになるようなこともありません。
元々は気性が激しく、調教中に立ち上がることもあったテスコ。
ヒポクリニックに移動してからは強く何かを求めるような調教はしませんが、来て少し経った頃、引き運動をしている時に後ろずさって引っぱったり、行きたくない時は頑なに拒否したり、我が出るようになりました。今はそれも少なくなってきています。
お話を伺ったスタッフの小泉さんは、ホースセラピーのインストラクターをされている方で、青森にいらっしゃる頃に、テスコと同じ盲目のタカラコスモスに競技会でお乗りになったこともあるそうです。
もうお一人、男性スタッフが毎日のお世話をしてくださっており、優しいスタッフさん達に囲まれて幸せそうなテスコの様子が目に浮かびました。
小泉さん達は、これからテスコに何ができるか、日々、模索してくださっています。
いつか、会員の皆さまに安心して触れ合っていただけたり、お散歩に行く草地まで引き馬で乗っていただけるようになれたら…
一歩ずつですが、皆さまに支えられて頑張るテスコへの応援を、どうぞよろしくお願いいたします。
7月25日には、テスコのFP様が会いに来てくださいました。
二度目のご訪問です。テスコも嬉しかったのではないでしょうか。
テスコが環境にかなり慣れてきていることと、ヒポクリニックさんの新型コロナウイルス感染防止の為の見学受け入れ停止が解除されましたので、ご見学・ご訪問が可能になりました。
見学時間 9:00-11:00,15:00-17:00(夏営業時間になっています。)
限られたスタッフ数で運営されていますので、送迎の対応はできません。
ご来場の際は、お車か、公共の交通機関・タクシー(最寄りの牛久駅、竜ヶ崎駅、ひたち野うしく駅から片道5,000円位かかります)をご利用ください。
ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
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