厩舎みちくささんから近況報告と画像が届きましたので、3月と4月の近況として併せてお伝えいたします。
おにくんはこの春も元気一杯です。
いつもザイルくんを、弟子のように従え仲良く遊んでいます。ザイルくんは体が柔らかく、遊び方もアクロバティックなんですが、負けじとおにくんもちょっとどんくさい動きだけど、楽しそうに応戦しています。
今年は、震災から11年経ちました。
被災馬の現地スタッフとして派遣された11年前、とても今の馬達の様子や南相馬は想像出来ませんでした。
また、乗馬倶楽部イグレットのスタッフ時代から私(渡部)の事をご存知の会員さんにも、見学再開中は変わらずに南相馬まで足を運んで頂き、人馬共に気にかけて頂きとても嬉しいです。歳を重ねても、まだまだ器用に立ち回れず、皆様にご心配おかけすることも多いですが、応援して下さる気持ちに応えられるよう、もっと精進したいと思っている2022年春です。
見学再開中はコロナ禍であるにも関わらず、初めて牧場を訪れる会員さんも増えていることもとても嬉しいです。
厩舎みちくさのある南相馬市小高区は、福島第一原発から20キロ圏内の旧警戒区域です。今、お借りして過ごしている牛舎も、牛達は皆亡くなり、大変な過去を乗り越えた地域でした。原発事故からの地域再生の地域に、外からの人を呼べることは大事な役割の1つです。ここにおにくんやザイルくん、みちくさで養う被災馬もいて、みちくさがあるから小高区に足を運ぶ方々がいらっしゃる、それは私にとっての大きなモチベーションでもあります。
来て下さる会員さんが度々「この地域に住みたい」とおっしゃって下さることも、とても嬉しいです。古い日本の良い所が、土地にも人の中にも残っている特別な場所だと思っています。どうぞ、これからもおにくん共々、小高区のことも応援宜しくお願いします。
新型コロナウィルスの感染が再拡大し、福島県内の病床使用率が引き続きひっ迫しています。被災馬フォスターホースのおにくん、再就職支援プログラム参加中のヴァーゲンザイルの繋養先の「厩舎みちくさ」さんは引き続き見学休止です。
見学再開時には、当会HPでお知らせいたします。見学の予定を立てる前に状況をご確認お願いいたします。
人馬の保護のためにも、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
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