厩舎みちくささんから、おにくんの3月の報告が届きました
おにくんを繋養している厩舎みちくささんから、3月の近況報告と画像が届きましたので、お伝えいたします。(※おにくん情報は「みちくさだより」にも一部掲載ございます。)
3月で東日本大震災から13年が経ちました。
2011年、被災馬支援のスタッフとして引退馬協会から派遣されたことをきっかけに、この馬達と福島と出会いました。
牧場で過ごす東日本大震災の被災馬はマロン、おでこ(牧場の扶養家族)、テン、ティアラ(預託馬)、そしておにくんの5頭です。2020年までは、ポニー牧場へ避難組のクレイスも扶養家族として養っていました。
当時携わった馬達を、一頭でも多く終生幸せにしたいと、の思いだけでやってきた13年でした。自分の人生も、財産も、全てをこの馬達のために費やしてきました。幸せそうな馬達を見ると、私も幸せです。
開業時は特に大変で、仕事も掛け持ちし、とにかく馬達を養っていくため、朝も昼も夜も、ずっとずっと働き続けてきました。
月日の流れの分、人も歳を重ねたので、そろそろお休みが欲しいなとか、疲れがとれないなとか、色々と感じたりもありますが、馬達は皆、長生きをしてくれそうなので、これからも自分自身も健康で、まだまだ頑張らなければと思っている次第です。
おにくん
今月も元気一杯で、本当に健康優良児なおにくんです。
あまりお天気に恵まれない3月で、厩舎側の放牧が多かったため、いつも馬たちと馬着の引っ張り合いをしていました。
震災から13年経ちました。X(旧Twitter)でも、引用RP等でおにくんへの温かいコメントを頂き、ありがとうございます。
服の引っ張り合いをしていると思ったら、ラブちゃんの服が脱がされていました
すごく器用な鼻先
ザイルくんのFPさんがいらした時には、自分も手入れをしてもらいたくて、近くで順番待ちをしています。
あくびをしているザイル君と、日向ぼっこをするおにくん
夜は、ボスのおでこが野生動物の見張りや皆を守るお仕事をしてくれているので、おにくんはのんびり食べることに専念。
おでこが寝る時は、ゆっくり休めるよう、おにくんが横になって寝るおでこのそばで見張りをしてくれています。たまにつられて、おでこと一緒にそのまま横になって寝ていることもあるおにくんです。見張りが寝ちゃったよと思いますが、おにくんらしいなと思います。
見学について(2024年1月より)
1)厩舎みちくささんの見学は、下記の対象者の方のみとなります。お申し込みの際はお気を付けください。
【ご見学対象者】
・被災馬FP会員と家族会員
・ヴァーゲンザイルFP会員と家族会員
※そのほかの馬のFP会員、一般会員、賛同会員は、見学の受付は当面お休みとなります。引退馬協会会員登録のない一般の方の見学は不可となります。
2)厩舎みちくささんへ会員種別とID番号を伝えて予約をしてください。
限られたスタッフで多岐にわたり業務をこなしている為、ご希望の日にちで予約をお取りするには、かなり前もってのご予約お願いします。
訪問時間は季節により決まっています。
また、変更があるときは早めにご連絡ください。
FP会員の方はおにくんのお手入れ体験が可能です。ご希望の方はご予約時にお申し付け下さい。
3)当日は必ずID証をお持ちください。
4)おやつ等を与えられるのはおにくんのみになります。他の馬とのトラブル防止の為、スタッフの付き添いの元で必ずあげて下さい。
他の馬は年齢等により食べるものの大きさやおやつの種類も決まっている為、こちらでお預かりして飼い付けの時にあげる形になります。
おにくんや他の馬達も糖質はなるべく控えている為、人参やりんご・バナナよりも「キュウリ」、ヒルトンハーブの馬用おやつの「ハーボール」だとありがたいです。
※ご訪問の際は、引き続き以下のご協力をいただければ幸いです。
1)なるべく少人数でご来場ください。
2)ご訪問時、スタッフの方々と接する際はマスクの着用をお願いいたします。
3)発熱や風邪のような症状のある方は訪問をご遠慮ください。
みなさまのご理解とご協力をお願いいたします。
東日本大震災を乗り越えた被災馬おにくんを支えて下さる"被災馬FP会員"を募集しています。
預託料のバランスや、今後増えるかもしれない被災馬フォスターホースを考慮して
一頭ずつのフォスターペアレントの募集ではなく、
ハーモニィチトセチャン、コッチャン、ハーモニィフラ、おにくん、コテツの5頭まとめての募集となります。
たくさんの方に被災馬FHを支えていただけましたら幸いです。
引退馬協会の新規会員になる方、賛同会員からFP会員になる方は
別途引退馬協会の会費が月額1,000円かかります。