2023.10.31

2023年10月31日

「ナイスネイチャ・35歳のバースデードネーション」の対象馬としてフォスターホースに仲間入りしたマルカハンニバルの近況をお届けします。

マルカハンニバルは19歳。長野県の美義屋牧場でくらしており、フォスターホースとなっても引き続き慣れ親しんだ環境で毎日を過ごしています。

馬房の窓からこんにちは！

穏やかなこの表情も、人の足音が聞こえると変わるようです。
「飼いの時間が近くなると厩舎の窓から自宅をジーッと見つめ、足音が聞こえると高らかに（笑）呼んでくれます。そして『はいはーい、今行くよ～』と言うと、飼いを吊るす位置でちゃんと待っているんですよ」
と、美義屋牧場の中嶋さん。毎日、同じやりとりが繰り返されているようです。長年の阿吽の呼吸ですね。

黒鹿毛の凛とした姿のハンニバル。放牧地ではボスとして、日々のチェックを欠かしません。
「放牧時はボスのため、必ず全員チェック（笑）します。たまに『あれ？新入りさん？』となってもケンカにはならないですね」（中嶋さん）
穏やかに場を治めるタイプのボスのようです。

そのようすを撮影した動画が届きました。ハンニバルがもっともよく動いています。1頭ずつ、細かくチェックを入れていますね。

ボスの日課です

［動画］ボスのマルカハンニバルチェック中！

右がマルカハンニバル

栗毛の仲間にもチェック、チェック！

至福のグルーミングタイム

マルカハンニバルは、オグリキャップを管理されていた瀬戸口勉元調教師の厩舎にかつて所属していました。瀬戸口師は定年で勇退されたあとにハンニバルの馬主にもなられています。

非公式情報ではありますが、オグリキャップをモチーフとしたキャラクターが主役の『ウマ娘シンデレラグレイ』に登場するゴッドハンニバルは、瀬戸口師ゆかりのゴッドスピードとマルカハンニバルがモデルではないかと言われています。
ゴッドハンニバルはオグリキャップの先輩ウマ娘。天然でちょっとクセの強いキャラなのですが、マルカハンニバルはといえば…

「乾草を比較的早く食べてしまうのでネットに入れて吊るしたら、怖くて乾草に近寄れなくなりました（笑）」（中嶋さん）

やはり個性派！ハンニバル、天然なところもありそうですね。