アサクサデンエン
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「ナイスネイチャ・35歳のバースデードネーション」の受け入れ対象馬として、引退馬協会のフォスターホースとなったアサクサデンエン(26歳)とザッツザプレンティ(25歳)。2頭の近況報告をこちらのブログでお届けします。
※現在、熊本県と十勝地方(帯広市・清水町)で馬インフルエンザの発生が確認されています。6月現在、日高・胆振地方での発生は確認されていませんが、感染防止対策として「1.手指や靴裏の消毒を励行」「2.原則として厩舎や放牧地には入らない」「3.馬と距離をとっての撮影」に留意しながら取材を行っています。
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厩舎とチャーリー・グレイ
(冬毛が抜けて痩せて見えますね)
南幌ライディングパーク(南幌RP)のある南幌町は石狩平野の中心に位置し、総面積8136ha。福岡県の大牟田市(8145ha)や、北海道の室蘭市(8088ha)と同程度の広さがあります。近年は札幌市のベッドタウンとして人口が増加していますが、基幹産業は農業で稲作を中心に、小麦、大豆、てんさい、キャベツ、ブロッコリーなどを生産。この時期は田んぼに水が張られ、植えられたばかりの稲穂が風にそよいでいます。稲作ではブランド米の「きらら397」「ななつぼし」「ゆめぴりか」など、年8430t(※令和6年)を出荷しています。(秋の豊作で米不足が少しでも解消されたら良いのですが...)
南幌RPで暮らす2頭のフォスターホース、アサクサデンエン(26歳)とザッツザプレンティ(25歳)。共に25歳を超え年齢なりに衰えも感じるようになりましたが、初夏の気持ちいい風を受けながら元気に過ごしています。
5月17日(土)には会員限定ふれあいイベント「アサクサデンエン ザッツザプレンティと遊ぶ!」が開催されました。今回は特別編として馬理学セラピストの藤本美芽先生(エクイエンス株式会社代表)をお迎えしてワークショップを開催。ザッツザプレンティをモデルに馬の体の仕組みや、より良いコミュニケーションについて学びました。
藤本先生によるとザッツザプレンティは「問題無しで体調も良好」、アサクサデンエンは「年齢なりに痩せているけど体調は良好」、ナイスネイチャを生産した渡辺牧場の生産馬で再就職支援プログラム卒業生のケイウンニシキ(16歳)は「背中の古傷を少し気にしている」との診断でした。
ザッツ(手前)とチョウインパクト
ザッツとサウスキングバード
アサクサデンエンは緑濃い放牧地で青草食べ放題を満喫。撮影していてもなかなか頭を上げてくれません。かといって食事の邪魔をすると耳を絞って怒ります。「触らぬ神に祟りなし」、邪魔はしないので好きなだけ食べてください。
緑に覆われた放牧地で青草食べ放題を満喫
食欲旺盛なデンエン
ずっと草を食んでいて頭を上げてくれません
近寄りすぎると耳を絞って怒ります
「食事の邪魔しないで!」
相棒のへーちゃんことヘラクレス(25歳)は白髪交じりの冬毛の換毛期。丸々とした体にモフモフと茂った白い冬毛は“粉吹き芋”のようです。アサクサデンエンは換毛期を終えていますが、タテガミや尻尾の毛をカラスの巣作り素材に狙われています。
毛色は鹿毛なのだけど芦毛みたい
背後からカラスがタテガミ・尻尾の毛を狙う?
[動画]青草食べ放題を満喫するデンエンとへーちゃん
体調は良好です!
ザッツザプレンティは5月26日に満25歳の誕生日を迎えました。誕生日には会員さんから生牧草が贈られてきました(ありがとうございます!)。菊花賞GⅠを制してから今年で22年になります。ネオユニヴァース、サクラプレジデント、リンカーン、ゼンノロブロイ...この世代でクラシックを競ったライバルの多くは亡くなってしまいましたが、ライバルたちの分まで長生きして欲しいものです。
「誕生日プレゼントの生牧草ありがとう!」
[動画]ザッツザプレンティ 仲良しのサウスキングバードと
お誕生日おめでとう!長生きしてね!
南幌ライディングパーク http://www.nrp-2007.net/
[フォスターペアレント]
2025年6月13日現在
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