ソリストサンダー
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※今春、熊本県と十勝地方(帯広市・清水町)で馬インフルエンザの発生が確認されました。幸いにして日高・胆振地方での発生は確認されず、競走馬のふるさと案内所が要請していた「牧場見学の自粛」も8月1日に解除されました。今後も感染防止に留意しながら取材を進めていきます。引き続き、牧場見学時の感染防止対策にご協力をお願いいたします。
毎月1回のフォスターホース月次報告。
「たよりが無いのは良い便り」。余生を送るフォスターホースにとっては「何も変わらない毎日を送る」のが一番ですが、ご支援いただいているFP会員さんにとっては日々の変わらぬ様子も貴重な情報。
季節を絡めたり、訪問時間をずらしたりと、少しでも“変化”のあるご報告をお届けできるよう心掛けています。
預託先の牧場には「何か面白いネタがあったら教えてください」と情報提供をお願いしているのですが、先日コネクトファームさんより「7月28日にソリストサンダーが筋膜リリースの施術を受けるので取材されますか?」とのお誘いをいただきました。
馬業界でも近年になって普及しつつある筋膜リリース。
大変興味深いのネタなので、施術に立ち会わせていただくことになりました。
近年、著名なスポーツ選手も施術を受けていることで知られる“筋膜リリース”。筋肉は薄い筋膜で覆われており、この筋膜が委縮や癒着することにより、筋肉の柔軟性を損ない100%のパフォーマンスを発揮できないとされています。
筋膜リリースは文字通り、凝り固まった筋膜をほぐし不調の改善を目指すものです。
コネクトファームさんの馬たちがお世話になっているのは新ひだか町の「松井ケアサポート」。代表の松井進之介氏は7年前から競走馬に特化した筋膜リリースのメソッドを確立。“松井ホースコンディショニング”として、日高地区の牧場を回り多くの重賞勝ち馬にも携わってきました。
ソリストサンダーは仮預託先のコネクトファームに1月17日に入厩。引退の原因となった左前脚の軽靭帯炎は再生医療の“PRP療法”を施しましたが、長年の現役生活からくる身体的負担の緩和を目的に月1回のペースで筋膜リリースを受けています。
松井氏は片手で馬用ヘッドをスライドさせながら、もう片方の手で直接馬体に徒手施術を行ないます。馬にとっては「痛気持ちいい」感覚らしく、ソリストサンダーは“とろ~ん”としつつも、時々ビクッと反応します。片側10分間の施術を両面で行い、ソリストサンダーは終始リラックスした表情を見せていました。
[動画]筋膜リリースを受けるソリストサンダー
再就職支援プログラム受講生のラブアダブダブとトピアリストも、2ヵ月に1回のペースで筋膜リリースを受けています。トピアリストは今回が初めてでしたが、嫌がる素振りも見せずに施術を受けていました。
コネクトファームの鈴木さんによると、厩舎の廊下を回れなかった馬が、施術によりUターンできるようになったと効果を実感しているそうです。
今も下り坂で前脚を気にすることがあるソリストサンダーにも良い効果が表れることを期待します。
今月のご報告では筋膜リリースについて取り上げましたが、猛暑が続いているのでソリストサンダーは4時~8時までの早朝放牧を行なっています。
アブが苦手なのでフライシート(馬服)を着せて放牧していますが、コネクトファームは雑木林や周囲に雑草が生い茂る場所にあり、厩舎の壁にもびっしりとアブが張り付いているので、蚊取り線香の煙を扇風機で厩舎内に拡散して対処しています。暑さとアブに耐えながら、元気に夏を乗り越えてほしいですね。
コネクトファームさんからの発信はこちら
コネクトファーム 公式サイト https://connectfarm.jimdofree.com/
Instagram @connect_farm2024
X(旧Twitter) @far84807
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