「ナイスネイチャ・35歳のバースデードネーション」(中央・地方重賞の勝ち馬、10歳以上)の適用を受け、フォスターホースの仲間入りしたナムラタイタン(セン馬、5月に満18歳)は、3月6日に仮預託先となっていた日高町のグリーンマイルトレーニングセンターから、白老町の社台牧場に移動しました。
ナムラタイタン
社台牧場は苫小牧市街から国道235号線を南下すること約30分、2020年に開場した民族共生空間ウポポイ(国立アイヌ民族博物館)のある白老町市街地から車で5分ほどの場所にあります。
牧場へのランドマークとしては胆振軽種馬農業組合(旧日本軽種馬協会胆振種馬場)を目印に向かうことになりますが、国道を曲がると目の前に雄大な樽前山が出迎えてくれます。
社台牧場の看板
「←社台牧場」と書かれた看板の先をさらに進むと正門があります。
取材者はこの日が初訪問でしたが、遠くの放牧地からこちらを見つめる馬がいるので「もしかしてナムラタイタンかな?」と思ったら、やはりそうでした。お出迎えありがとう!
※ナムラタイタンは移動してまもないため、現在見学を中止しています。見学再会はゴールデンウィーク明けを予定しております。ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。
正門からの道
国道から社台牧場に通じる砂利道は「私有地につき進入禁止」となっています
こちらを見つめる馬がいましたが…ナムラタイタンでした!
まだ見学公開されていないので
久々の訪問者が珍しいのか、挨拶に来てくれました
社台牧場さんの敷地に入ると、繁殖牝馬の厩舎があり、こちらには牝馬の功労馬10頭が暮らしていますが、昨年まで種牡馬だったナムラタイタンは、かつて種馬が利用していた種馬厩舎に1頭だけで暮らしています。
社台牧場の吉田香代子代表によると「移動した日には輸送で疲れたのか、鼻水を出して体温38℃と少し高かったですが、今は体調も落ち着いてのんびりと過ごしています」とのことです。
社台牧場の種馬厩舎
広大な放牧地で
のんびり過ごしています
タイタンは大きな放牧地を与えられ、朝は駆け出して走り回ることもあるそうですが、昼間は木戸口近くでのんびりと過ごし、時折訪れるエゾシカの群れを静かに眺めているそうです。
「牝馬の厩舎から離れていますが、寂しがったり馬っけを出したりすることもありません。投げ草(乾燥牧草)も食べていますが、地面を掘り返して青草の新芽をおいしそうに食べています。しっかりと体調管理しながらお世話させていただきます」と吉田代表は話していました。
贅沢に1頭で暮らす種馬厩舎と大きな放牧地
[動画]ナムラタイタン 広大な放牧地にて
この放牧地からは手前の山に遮られて羊蹄山は見られません
移動後、環境に慣れるまで見学を中止させていただきます。ご理解いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。
見学開始はゴールデンウィーク明けを予定していおります。日程が決まりましたら会員専用ページにてお知らせいたします。一般の方は、競走馬のふるさと案内所に情報が出るまでお待ちください。
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