新ひだか町の荒木牧場で余生を送るフサイチバルドル(セン馬 2025年5月15日で満24歳)を、2024年12月25日のクリスマス当日に訪ねました。
北海道が左を向いた人の顔だとするなら、えりも岬が“顎”で、太平洋に沿った日高地方は“喉”の部分に当たります。日高町から襟裳町(えりも岬)まで東西で約120kmもある広大な土地ですが、全体的に冬は雪が少なく過ごしやすい土地です。
薄っすらと雪化粧した日高山脈をバックに
新ひだか町は『涼夏少雪の郷』(夏は涼しく、冬は雪が少ない)を移住促進のキャッチフレーズにしていますが、荒木牧場のある新ひだか町春別地区も雪の少ない場所です。12月に入り気温の低い日が続き、日陰の路面などは圧雪アイスバーンになっていますが、日の当たる放牧地に積もった雪はほとんど溶けています。
フサイチバルドルは変わらず元気に過ごしていますが、12月に入り朝晩の気温も下がって来たので馬服を着せて放牧しています。
「11月のご報告」*時には気温が高くぬかるんでいた放牧地も凍れて固まっているので滑ることはありません。フサイチバルドルは自由気ままに放牧地を歩き回りながら、牧柵沿いに残った青草を掘り起こすなどしています。
* バルドルだより 11月のご報告(2024年12月11日)
放牧地の配置は、左に2歳馬、奥にロードクロノス(セン馬 3月27日で満30歳)、右にエスケープハッチ(セン馬 4月9日で満25歳)と変わりはありません。奥のロードクロノスは年が明けて30歳の大台に…同期にエルコンドルパサー、グラスワンダー、スペシャルウィーク、セイウンスカイ、キングヘイローらがいる“黄金世代”。荒木牧場の最長老として長生きしてほしいですね。
[動画]
カラスを挟んで
高知の英雄が放牧中
先日『荒木牧場の活動をご支援いただいている方』から青い頭絡をプレゼントしていただきました。鼻筋と首筋にクッション(ボア素材)の付いた暖かそうな頭絡です。
[動画]
新しい頭絡を身に着けて
のんびり放牧中のバルドル
「11月のご報告」の段階で着用していたのですが気づくのが遅れました。この場を借りてお礼申し上げます。一足早いクリスマスプレゼントにウキウキしているのか、いつもより激しく首を上げ下げしているフサイチバルドルでした。
雪の下の青草を探すバルドル
フサイチバルドルがFHとなった経緯
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