「ナイスネイチャ・バースデードネーション」の対象馬として、2023年10月、フォスターホースに仲間入りしたナムラシゲコとテンセイフジの近況をお届けします。
ナムラシゲコは引退繁殖馬を対象とした「ナイスネイチャ・33歳のバースデードネーション」、テンセイフジは地方重賞勝ち馬を対象とした「ナイスネイチャ・35歳のバースデードネーション」を適用しています。
ナムラシゲコは今年22歳(誕生日は5月12日)。元気に過ごしています。
牧場の奥様によると最近、テンセイフジとの力関係に変化があったそうです。
以前は生まれ故郷である小葉松牧場で15年以上過ごしてきたテンセイフジが先輩風を吹かせていたようですが、馬服を着るようになった頃から力関係が逆転、今はナムラシゲコの方が威張っているとのこと。
シゲコ(左)とフジ
力関係に変化はありましたが、争うことも無く仲良く過ごしています
ナムラシゲコが引退馬協会に譲渡される時、生産者のいとう牧場・伊藤真継様から「ナムラシゲコは人に対しても馬に対しても気が強く注意して欲しい」との申し送りがありました。
小葉松牧場での環境に慣れ“自分らしさ”が出てきたのかもしれません。
もっとも、2頭ともいい年をしたお婆ちゃんなので、蹴り合うような喧嘩はしていませんのでご安心ください。
テンセイフジも変わりなく元気に過ごしています。誕生日は同い年のナムラシゲコより6日早い5月6日。揃って22歳になります。
力関係こそナムラシゲコに主導権を譲りましたが、慣れ親しんだ放牧地は“自分の庭”。2頭の放牧地は道路沿いと山の斜面の2面を通路でつないだ「呂」の字になっていますが、斜面の放牧地はナムラシゲコにとってはまだ慣れない様子で、道路沿いの放牧地に居ることが多いです。
環境に慣れているテンセイフジは一頭でもズンズンと斜面の放牧地まで足を伸ばし、牧柵近くに自生している熊笹をボリボリと食べていました(人間から見ると、熊笹は硬くておいしそうには見えませんが…)。
どの馬を選んでいいかわからないという方は
「フォスターホースを特定しない」フォスターペアレント会員になっていただくと
フォスターホースを特定せず、すべての馬に対してご支援いただけます。
フォスターホース支援状況はこちらからご覧ください。→フォスターホース支援状況