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2021.06.14

６月の報告

コテツと仲間たちとみどりのまきばさん

コテツが被災馬フォスターホースになって初めての近況報告です。初めてなので、まずは今まで引退馬ネットでコテツの会に携わってきた北海道事務所の加藤が、コテツとみどりのまきばの仲間の紹介をさせていただきます。

牧場の中でのコテツの位置づけは一応「ボス」です。いえ、一応なんて失礼ですね。「りっぱなボス」（クリックすると「みどりのまきばさんのブログの記事へ）です。

梅ちゃん（競走名バッドウーマン）と再就職支援プログラムの卒業生の愛ちゃん（競走名プリンセスアイズ）と特に仲良しで、何かとトリオでつるむことが多いコテツです。

ほかに芦毛のシルキーおじいちゃん（本名はシルキーフェイス）と中間種のとても強い牝馬のキュアンヌさんがいます。

コテツはセン馬になって少しは扱いやすくなったものの、やんちゃなところがあり今までもずいぶんご苦労されたと思いますが、愚痴ひとつこぼすことなくコテツを大切に扱ってくださいます。

ここでは元気なコたちは昼夜放牧ですが、出入り自由のシェルターがあるので心配いりません。高齢のシルキーは夜は馬房で過ごしています。また、キュアンヌさんはみんなの分までごはんを食べてしまうので、元気ですが夜間は馬房で過ごしているそうです。

そんなキュアンヌさんとも、ボスのコテツは一緒に食事ができるそうです。みどりのまきばさんのブログからの引用になりますが、「それができるのはコテツ君だけ」なんて言われるとちょっと嬉しいものです。

みどりのまきばさんは、褒めて育てるタイプです。だからいつもコテツのことをたくさん褒めてくれます。

近況報告

ここからは、みどりのまきばさんから届いた近況報告をお届けします。画像の解説や注は加藤がつけています。

天気は５月中盤は曇や雨の日が多かったですが、下旬から６月上旬にかけて比較的お天気は良かったです。ただ、６月からアブが１、２匹飛び交うようになりました。

６月７日に削蹄があり、１３日は日本脳炎のワクチン接種がありました。

削蹄の画像はみどりのまきばさんのブログからお借りしました。
シェルターで削蹄中。その奥に馬房があります。

コテツは毎回装蹄師さんにこうやって絡んでくるそうです。

なのでときどきこうしてかまってもらっています。

コテツ君は率先して装蹄師さんや、ワクチン接種の獣医さんのお見送りをします。コテツ君が見送りに歩き出すとその後にみんなもぞろぞろと続きます。(*^^*)

装蹄師さんもワクチン打ちに来られ先生もうれしいと思います。

装蹄師さんの時の見送り写真をご覧ください。

「削蹄ありがとうございます。また来てくださいね。」（左がコテツ）

「そこまでお見送りします」

「お気をつけてお帰り下さいね」

コテツ君のリーダーとしての仲間思い、エピソード色々ありますが、最近は朝、放牧地に放すとき^＊は、寝ていた仔を馬房に入れたままコテツ君たちを先に放しましたら、寝ていた仔が起きたらしく、みんなが馬房に居なかったので嘶きました。
　＊飼い葉を与えたり、手入れをするとき、シェルター内につないだり、馬房に入れます。

そしたらその仔の嘶きに応えてコテツ君も嘶き返し、放牧地から迎えに来たんですよ。誰かが馬房でウダウダしてて放牧地に行くのに遅れをとって仲間を探して嘶くと、コテツ君が応えて迎えに来ること以前にもありました。(逆にコテツ君が遅れを取って嘶いても誰も反応はしないんですけど。。(>_<)　)

今回その仔はコテツ君に「何でおいてくのよ!」と前肢を立ち上げ抗議?しましたが、ふたりはすぐ首をすり合わせていました。見ていたとてもほんわかしました。コテツ君ほんといいリーダーです。