8月22日に、北海道事務所の加藤が訪問したときの様子を中心にご報告します。
近況報告
福島県は猛暑続きですが、コテツは変わらず元気に過ごしています。
訪問するとまずコテツは一番に寄ってきてスリスリして、愛想の良いところを見せてくれます。「あれ?覚えていてくれているのかな?」とちょっと嬉しく思っていたら、どうやら袋詰めのニンジンを袋から出したときの匂いが手についていたためだったようです。(残念!)
ニンジンは喧嘩のもとなので、直接は与えず、お土産のハーボールと一緒に預けてきました。
コテツは暑さに負けることなく、屋根の下で過ごしたり、外に出たりしています。
人間が放牧地に出ると着いてくるとのことで、放牧地へと出ました。するとコテツたちは外に出てきてくれました。
外は日が照っていても放牧地が風の通り道になっていて、暑さの割に涼しく感じます。
今年はフライシートを着ているせいか、昨年より若干馬体にたかるアブが少ない模様。それでもみどりのまきばさん(牧場のお母さん)が虫取り網を振り、アブ退治に精を出してくれていました。
フライシートのネック部分は、汗をかいてしまうので、使っていないとのこと。タテガミをブルブルとすれば、アブを追い払うことがだきるので、むしろ都合がいいかもしれません。
仲良しの梅さんは身体が柔軟で、お尻にたかったアブも振り向いて自分で撃退することもあるそうですが、コテツはみどりのまきばさんに捕って捕ってと、お尻を向けてくる甘えん坊です。
コテツのタテガミは立っており、タテガミが寝ている他の馬より首に汗をかきづらいということも教えていただきました。
コテツと一緒に牧場で過ごす仲間は、最高齢のシルキーさん、目が見づらくなっているキュアンヌさん、愛さん(再就職支援プログラムの卒業生のプリンセスアイズ)、梅さん(競走名バットウーマン)の4頭です。
みんな元気にこの夏を乗り切ってほしいです。
右側手前から、キュアンヌさん、シルキーさん、真ん中の奥に愛さん。
左側手前が梅さん、一番奥がコテツ(たぶん)
8月7日には削蹄もあったとのこと。
装蹄師さんのことをコテツは大好きで、首をまきつけて抱擁するほどですが、その装蹄師さんがもう来られないかもしれないとのこと。コテツはまだ知らないと思いますが、もし装蹄師さんが替わったとしても新しい装蹄師さんともうまくおつきあいできますように。
そして、今回コテツと梅さんとは別行動が多かった愛さんです。屋内が好き(暑いのもあると思いますが)、外では1頭でさく癖をしている場面を多く見かけましたので、ここではかわいいアップを!
みどりのまきばさんのブログもぜひご覧ください
見学について
見学を希望される方は、会報に掲載している連絡先に直接ご連絡いただき相談してください。ご見学の際は、マスク着用、ソーシャルディスタンスを保つ、少ない人数でのご訪問をお願いします。状況に寄って見学休止になる場合がありますので、必ず事前に連絡をお願いします。
余生を支えてくださるFP会員募集中
東日本大震災を乗り越えた被災馬を支えて下さる"被災馬FP会員"を募集しています。
2023/8/31現在 108名 83口
預託料のバランスや、今後増えるかもしれない被災馬フォスターホースを考慮して
一頭ずつのフォスターペアレントの募集ではなく、
ハーモニィチトセチャン、コッチャン、おにくん、ハーモニィフラ、コテツの5頭まとめての募集となります。
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別途引退馬協会の会費が1000円(月)かかります。