厩舎みちくささんから近況報告と画像が届きましたので、北海道事務所の大柄がお届けします。
今月もおにくんは元気一杯です。前半は雨が多く週に3回も舎飼いの日がありました。馬を厩舎に入れておくのは普通のことなんですが、「閉じ込めておくなんて信じられない」とちょっとプンプンしていたおにくん達でした(笑)
今月も遠方から2名のFPさんの訪問があり、とても喜んで甘えていたおにくんでした。
プーちゃん(再就職支援プログラム第23期生 プライムセラー)とはよく遊ぶおにくん。ケンカとかはしてないのですが、何故かプーちゃんが来てからおにくんに”かさぶた”が増えました(^_^;)
プーちゃんは結構俺様キャラなので、おにくんのさく癖防止バンドにボアを付けてあげた時も、速攻で「おにくんに、こういうの必要ないから」“べリリッ“とボアを取り外されていて可笑しかったです。
先月、怪我した目の方もキレイに治りました。
さて、震災から9年が経ちました。みちくさにいる被災馬は、おにくんのように同じ警戒区域からの搬出馬の「おでこ」と「マロン」がいます。牧場のレッスンホースとして活躍してくれています。また、警戒区域になる前に相馬ポニー牧場に避難した預託馬の「テン」と「ティアラ」がいます。そして、牧場の馬として「クレイス(クーちゃん)」がいました。
クーちゃんは今年、副鼻腔の為の手術を受け回復に向かっていたのですが、喉の病気になってしまい、物を飲み込もうとすると静脈から出血するようになり、安楽死となりました。26歳でした。クーちゃんと言えば、本当に避難先ではやんちゃ伝説のすごいポニーでしたが、その後は人も乗れるようになり、いつも一番手のかからないお利口さんでした。強いものには立ち向かい、弱いコには絶対手を出さない優しいコで、ジェントルマンとか、貴公子と呼ばれていました。親バカですね(^_^;)
相変わらず、獣医さんの椎名先生は連日お忙しい中、今年もクーちゃんの為に手術3回、往診5回、遠い福島まで被災馬達の為に足を運んで下さり、馬達の為に最善を尽くして下さっています。地元の先生にもお世話になりました。
そんな感じで、寂しくなった牧場ですが、東日本大震災の時に支援して頂いた子達は、今日も小高で元気です!
引退馬協会より
【大震災を乗り越え頑張ったクーちゃんへ、ご冥福をお祈りいたします】
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