サマーナイトシティ
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鹿児島のホーストラストさんより10月の定期報告が届きました。サマーナイトシティ(26歳)、ハギノハイブリッド(14歳)、トリップオブラブ(11歳)、ドリームスイーブル(10歳)、マイネルミシシッピ(10歳)、タッチペガサス(7歳)、ジェネラルグラント(15歳)の近況をお届けいたします。
10月に入り、秋晴れの空が広がる日々が続きました。晴れ渡った空には「うろこ雲」がプカプカと浮かび、秋らしさを感じます。気温の落ち着きを見せ始め、今月は過ごしやすい1ヵ月になりました。
ナイトシティ(サマーナイトシティ)も放牧地で、秋風に吹かれながらのんびりと過ごしています。

17日には鹿児島大学による健康診断が実施され、その際に整歯も行ないました。
24日、朝体温を測ると38.7℃と発熱をしており、食欲も落ち気味で、やや覇気も下がっている様子でしたが、放牧地では青草を食べていたので夕方まで様子見としました。夕方も38.2℃と体温がやや高めで、秋らしい昼夜の気温差に対応するため馬服を着用させました。翌日は37.3℃まで落ち着いていましたが、念のためにしばらくは夜間に馬服を着せることにしました。
最近は食の好みが激しいため、餌を種類別に分けて与えています。ナイトシティがどの組み合わせで食べるのかを試行錯誤するのは少し大変ですが、美味しそうに食べてくれると、とてもやりがいを感じます!

10月は暑さが落ち着き、秋の気配が近づいてきました。ハイブリッド(ハギノハイブリッド)は元気に過ごしています。
朝、ギムレットー(リッカギムレットー)とハイブリッドは、2頭で並んで飼料を載せた軽トラックが来るのを待っていました。2頭とも顔の白斑の模様が似ているので、並んでこちらを見ている姿がとても可愛かったです。

昼間はまだ暖かさが残り、ハイブリッドとギムレットーはのんびりと散策をして、美味しい草を選びながら食んでいました。そして、その後は夕飼いの時間を楽しみに待っているかのようでした。

ハギノハイブリッドは競走馬として、引退後は種牡馬として活躍していました。とてもおとなしい性格で、種牡馬時代は新人スタッフさんが担当されていたそうです。穏やかな余生を過ごせるように、ハギノハイブリッドの会員さんを募集しております。よろしくお願いします。
ハギノハイブリッドがFHになった経緯
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どうぞよろしくお願いいたします。
10月になり、日中の気温も下がり始めました。馬たちは少しずつ冬毛を生やし始め、冬への準備をしています。
ラブちゃん(トリップオブラブ)は今月も体調を崩すことなく過ごしてくれました。また、今月は年に2回の駆虫を行ないました。
涼しくなってきたので、馬たちは森から出て草地で過ごすようになりました。朝のラブちゃんは、繋ぎ場近くの草地で青草を食みながら朝飼いを待っています。繋ぎ場へ1頭で行くのが嫌なようで、群れのみんなが繋ぎ場へ行くタイミングで行き遅れてしまうと、ラブちゃんは草地でたたずんでしまいます。
スタッフに連れられると足早に繋ぎ場へ歩いて行くラブちゃん。食欲は旺盛なので、飼いを付けるとガツガツ食べています。

今月もリーチ君、ミツルちゃん(ミツルグロウ)との若者3頭で過ごしていたラブちゃん。夕飼いの時間には一緒に走ってきて群れの中で一番乗りになりそうな勢いで、餌場に到着します。たくさん動いて、たくさん走って元気いっぱいなラブちゃんでした!

90戦以上のレースに出走、その後リトレーニングも頑張ってきたラブちゃんの応援を、どうぞよろしくお願いいたします。
トリップオブラブがFHになった経緯はこちらです。
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どうぞよろしくお願いいたします。
10月は暑さが和らぎ、秋らしい季節になってきました。スイーブル(ドリームスイーブル)は28日、右前肢内側に深めの外傷があったので、抗生剤を3日間投与していますが、現在は腫れも引き、傷は瘡蓋(かさぶた)になり寛解されています。
また31日には、右鼻からの出血がありました。どこかに鼻をぶつけたことで鼻血が出たようだったので、抗生剤を3日間投与していますが、こちらも出血は治まり落ち着いています。

マリン(クレスコマリン)が大好きすぎるスイーブル。距離が近くなり、マリンの気に障り怒られてしまうこともしばしば。スイーブルは好きな子には一直線なので、怒られた後はマリンの気に障らないように工夫しつつマリンにアタックしていました。

ドリームスイーブルは個人オーナーさん所有のサポートホースを経て、今年(2025年)1月1日から引退馬協会のフォスターホースとなりました。FP会員の募集も始まっています。
ドリームスイーブル フォスターホースになった経緯
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どうぞよろしくお願いいたします。
10月に入り、日中も涼しくなりました。朝晩は気温が下がって1日の気温差が大きくなってきましたが、ミシシッピ(マイネルミシシッピ)は食欲旺盛で元気いっぱいに過ごしてくれています!

今月もペガサス(タッチペガサス)が大好きなミシシッピ。ずっと一緒に過ごしていましたが、時々ペガサスが京皐月という男の子と一緒に行動していると、慌てて「僕のペガサスだ!あっち行け!!」と争っていました。京皐月も一歩も引かない様子だったので、ミシシッピも諦めたのか、最近は3頭で過ごすようになりました!
日中も3頭で放牧地に撒いてある乾草を食べたり、散策したりと楽しそうにしていました。

マイネルミシシッピは怪我により競走生活を引退。千葉でリトレーニングを続けてきましたが、のびのびとした環境に置くことが望ましいとの判断から今年(2025年)4月11日より引退馬協会のフォスターホースとなり、ホーストラストで余生を送ることとなりました。FP会員の募集も始まっています。
マイネルミシシッピ フォスターホースになった経緯
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10月に入り朝晩冷え込むようになり、すっかり秋らしくなってきました。
ペガサス(タッチペガサス)は5日に右前肢を跛行してしまいました。蟻洞が原因だったようで、治療をして様子を見たところ、数日で跛行が良くなりました。現在は再度痛みが出ないように消毒をしながら様子を見ていますが、その他は特に問題なく元気に過ごしています。

ペガサスは、相変わらずマイネルミシシッピと京皐月と三頭で仲良く草地で草を食んでいます。
馬にも、人間にも人懐っこい性格のペガサスは、群れの中でもモテモテで、いつも色々な馬が近くに寄ってきては、ペガサス親衛隊の京皐月が体を入れてブロックしている姿を目にします。今後も好奇心旺盛に仲間たちとのびのびと過ごしてほしいです。

タッチペガサスは左後肢種子骨骨折により2022年12月に競走生活を引退。再就職支援プログラム受講生となり、茨城県のヴェルデファームでリトレーニングを続けていましたが、のびのびとした環境に置くことが望ましいとの判断から今年(2025年)4月11日より引退馬協会のフォスターホースとなり、ホーストラストで余生を送ることとなりました。FP会員の募集も始まっています。
タッチペガサス フォスターホースになった経緯
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どうぞよろしくお願いいたします。
日中の気温が落ち着き始め、長かった今年の酷暑がようやく終わりを迎えました。
朝晩は早くも少し肌寒さを感じる日もあり、グラント(ジェネラルグラント)は少しずつ冬毛を生やし始めました。夏の間は黒くツヤツヤと光っていたグラントの馬体がフワフワの冬毛で覆われ始めると雰囲気が変わり、ぬいぐるみのようにかわいい印象になります。それでも表情はキリリとしており、そのギャップがまたかわいいです。
体調も良く、青草をお腹いっぱい食べながら毎日のんびりと過ごしています。

ジェネラルグラントは26戦6勝、2013年京浜盃など地方重賞を4勝した活躍馬です。競走生活引退後、個人所有のサポートホースとしてホーストラストで繋養されていましたが、馬主様の体調不良があり、また「ナイスネイチャ・35歳のバースデードネーション」の条件を満たしていることから、2025年7月1日に引退馬協会のフォスターホースとなりました。ジェネラルグラントへの応援、ご支援をよろしくお願いいたします。
ホーストラストさんの YouTube & SNS
ホーストラストさんで繋養されている馬たちの情報はYouTubeやSNSで発信されています。
ぜひご覧ください。
【YouTube】@HORSETRUST
【Facebook】npo.horsetrust
見学を希望される方は、会報に掲載している連絡先へ直接ご連絡いただき相談してください。
ご見学の際は、ソーシャルディスタンスを保ち、少ない人数でのご訪問、スタッフの方と接する際はマスク着用をお願いいたします。状況に寄って見学休止になる場合がありますので、必ず事前にご連絡、ご確認をお願いします。
サマーナイトシティ、ハギノハイブリッドは 「ナイスネイチャ・33歳のバースデードネーション」受け入れ対象馬です。
ドリームスイーブル、ジェネラルグラントは「ナイスネイチャ・35歳のバースデードネーション」受け入れ対象馬です。
「ナイスネイチャ・バースデードネーション」活動報告・対象馬一覧はこちらから
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