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1月のご報告
「ナイスネイチャ・35歳のバースデードネーション」の受け入れ対象馬として、引退馬協会のフォスターホースとなったアサクサデンエンとザッツザプレンティ。2頭の近況報告をこちらのブログでお届けします。
＊ ＊ ＊
上空を飛ぶオジロワシ
新年明けましておめでとうございます。南幌町の南幌ライディングパークで余生を送る2頭のフォスターホースも1歳ずつ年を重ね、アサクサデンエンは26歳（誕生日は3月22日）、ザッツザプレンティは25歳（誕生日は5月26日）になりました。
サラブレッドの平均寿命は25歳～30歳と言われているので、2頭も人で言うなら後期高齢者ですが、今年も何事もなく穏やかに過ごして欲しいものです。
高台から見下ろす南幌の風景
冬の南幌ライディングパーク（RP）
雪景色に赤い厩舎と緑の屋根が映えます
「12月のご報告」では、隣接する岩見沢市で「例年の3倍近い積雪」を記録してニュースにもなりましたが、1月に入り、南幌町や江別市、札幌市東部は雪の少ない日が続いています。
南幌RPの松井さんによると「例年は（除雪していない放牧地は）牧柵の3分の2が雪で埋まりますが、今年は3分の1ほど。雪が少ないのは助かりますが、代わりに温度差が激しくマイナス15℃の翌日にプラス気温になったりして路面状況や馬の体調面に気を遣っているそうです。
樹氷がきれいです
放牧地の奥の林は樹氷で真っ白です
現在、南幌RPにはポニー（チャーリー・グレイ）を含めて13頭が在厩しています。午前中の馬房掃除の時間に（天候によって）屋内馬場と屋外パドックを使い分けて放牧しています。自由に動き回るチャーリー・グレイの他に、3組＋4組（ザッツザプレンティ含む）＋3組＋2組（アサクサデンエン含む）の4グループで放牧しています。
チャーリー・グレイ（左）と舞君（右）
アサクサデンエン
アサクサデンエンは放牧地でへーちゃん（ヘラクレス）と一緒に放牧されています。26歳になり痩せてきましたが食欲は旺盛。草を食べている時に人が近寄ると耳をしょって（絞って）威嚇して来ますが、この時期は草が雪に埋もれていて、ぼんやりと佇んでいるので人が頭を撫でても怒ることはありません。
樹氷をバックに
アサクサデンエン（左）とへーちゃん（右）
以前は運動量の少ない冬場に脚元が浮腫むこともあったのですが、ここ1～2年は冬場も脚元がすっきりしているので体調は良さそうです。
脚元はすっきりしています
小さくあくび
まったりしています
[動画]樹氷とカラスとアサクサデンエン
[動画]ねむねむデンエン
ザッツザプレンティ
ザッツザプレンティはマイ君、ポンコ（チョウインパクト）、サウス（サウスキングバード）と一緒に放牧されています。気弱でいじられキャラのザッツは馬服を齧られたりといじわるもされていますが、G1馬の速力で早めに逃げ出してトラブルを回避。最近はやり返したりすることもあるそうです。
ザッツザプレンティ
ザッツザプレンティ（左）とサウスキングバード（右）
穏やかに過ごしています
この日は乱闘はなかったようで…
仲間に目をやるザッツザプレンティ
[動画]NO! と言えるザッツがなんだか頼もしい
[動画]あくびからのずーん！ ザッツザプレンティ
冬場は観光客のビジター乗馬もほとんどありませんが、最近はFP会員さんが乗馬会員になったり、知人・友人を連れて乗馬レッスンを受けてくれたりして経営的にも助かっているとのこと。2頭に会いに来た時は、引き馬体験や乗馬レッスン*も楽しんでみてはいかがでしょうか。
*引き馬体験や乗馬レッスンは予約時にお申し込みください。
見学について
南幌ライディングパーク http://www.nrp-2007.net/
［フォスターペアレント］
2025年1月20日現在
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