トクちゃんから近況報告と画像が届きましたので、横浜支部の曽根がお伝えいたします。
日中は気温の高い日が続いていますが、朝晩は気温が8~9℃と冷え込む日が続いていたので、馬たちには夜は厚馬着を着せています。
朝8時頃からは気温が上がり、放牧場の緑も益々色濃くなって青草が伸び、自由人(引き手をつけずに自由に敷地内を歩き回る)放牧に出た馬たちは長い時間、放牧を楽しむようになりました。
背中から腰にかけてのブツブツは、シャンプーと消毒を続けた効果でかなり良くなり、新しい毛が生え始めて毛艶が出てきています。
脚のほうは特に変わりありませんが、自由人放牧ではスタスタと元気よく歩いています。
なるべく動かすようにしたいので、厩舎では「ハリマの庭」こと馬房から外に続く庭に自由に出入りできるようにしています。下の写真のように、ジェニーと馬房が入れ替わってしまい、朝までそのままということも。
ジェニーはハリマがジェニーの馬房に入ってきてヘイキューブを食べてしまっても、「あっち行ってよ!」と少し怒るだけで許してしまう、相変わらず優しい爺やぶりなのだそうです。
冬毛が抜けて漆黒の馬体はますます毛艶が良くなってきました。順調に運動もこなして、万全の状態をキープしています。
隣の馬房にルックトゥワイスが入厩してきて2週間が過ぎましたが、お互い穏やかに過ごしています。
が!…ルックトゥワイスが丸馬場で運動していた時のこと。奥の放牧場にいたピューマはルックが走るのに釣られて爆走していたそうです。やはり元競走馬としては意識してしまうのかもしれませんね。
イグレットに来てもうすぐ2週間が過ぎました。
ウォーキングマシンで前後に馬(比較的穏やかな馬を入れています)がいてもおとなしく歩いてくれ、飼い葉の時間にも壁を蹴ったり前掻きをすることもなく、馬服を着せる時もとてもおとなしいそうです。
ただお手入れの時に虫が寄ってくると、かなり危ない横蹴りが容赦なく飛んでくるとか。トレーニングの後で引き運動をしている時もパタパタすることがあるそうです。
沼田代表によると、小柄だけど、動きがとても俊敏とのこと。元々かなり気が強いところがあったのが、おとなしくしていることができるようになったのはグランドワークの効果です。
以前いた施設でやっていただいていたグランドワークの効果を繋げる為に、乗馬倶楽部イグレットのS先生がトレーニングを担当してくださっています。これから人と触れ合うことのできる馬になる為には、乗馬としての約束ごとが守れるよう、最初に基本的なことをしっかりと教えなければなりません。
みなさんとふれあうことができるフォスターホースへの道を一歩一歩歩むルックくんに、応援よろしくお願いいたします!
ハリマブライト、コアレスピューマ、ルックトゥワイスの預託先の乗馬倶楽部イグレットは、新型コロナウイルス感染拡大防止の為、当面の間、見学停止となっています。
スタッフの皆さんへの感染を防止する為にもみなさまのご理解とご協力をお願いいたします。
Donation
あなたにできる方法で
引退馬を守る・支える
「引退馬を守りたい」そういった方に、様々なご支援をいただいております。
1頭でも多くの馬を支えるためには、あなたのご支援が必要です。
会員や寄付、買い物など、あなたにあった方法でご検討ください。