2021年4月16日
トクちゃんから近況報告と写真が届きましたので、横浜支部の曽根がお伝えいたします。
一昨日は朝からぽつぽつと雨が降っていたそうですが、たいした量ではなかったので自由人(引き手をつけずに自由に敷地内を歩き回る放牧をしている馬)達も放牧に出していたのですが、途中から雨が強くなってきたので厩舎へ戻そうとしました。でも敷地内に美味しい新芽がたくさん出ているので、多少の雨などものともせずにみんな食べるのに夢中。なかなか帰ろうとせず、しかたなくトクちゃん達が集牧したそうです。やはり人と一緒で馬達も美味しいものには勝てませんね。
ハリマブライト
皮膚病の治療の為に与えていた漢方薬がなくなったので、獣医さんと今後の治療方針を相談しました。まだところどころぽつぽつと残ってはいますが、膿が出ているところは少なくなりました。冬毛が抜けて患部が覆われていないこともあるのかもしれません。
皮膚病を患っている馬の中には自分で壁などにこすりつけて掻いてしまい、傷が酷くなることがありますが、ハリマは自分では搔かないのでそういうことはないようで、薬用シャンプーで患部を洗うととても気持ち良さそうに首を伸ばしているそうです。
昨日、獣医さんがいらしたので診ていただいたところ、なかなか治らなかったのは深いところに菌が溜まっていたことが原因のようなので、カナマイシンを注射した効果が大きかったと思われる為、来週からまた5日間、続けることになりました。
また漢方も体の中から治療してくれるので、これまでの十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)から、やはり皮膚病に効果があるヨクイニンに変えて続けていきます。ヨクイニンは甘味があるようですが、漢方なのでそれなりの匂いはあります。
良くなる為だから、がんばろうね、ハリマちゃん!
美味しい草を求めてあちこち彷徨い歩くハリマとジェニー
コアレスピューマ
これといった変化はなく元気にしています。
コロナの第四波の影響かFPさんの訪問もないので、毎日のルーティンであるウオーキングマシンやフリー運動、乗り運動をこなしつつ、のんびりと過ごしています。
冬毛が抜けて黒い部分がぴかぴかになってきました。ただ先だっての報告でお伝えしたようにおなかのあたりから腿にかけて赤茶色になっています。昨日、獣医さんに診ていただいたところ、寒い間は体を守る為に全体が冬毛に覆われますが、暖かくなるにつれてこれが抜け、守らなければならないおなかや腿のあたりは一番最後に抜けていくのだそうで、色の違いはまだ冬毛が抜けていないところとのことでした。特にどこかが悪いわけでも(年齢のせいでも)なかったので、ご安心ください。
4月20日には17歳になるピューマ。
フォスターホースになった時は13歳で、競走生活を引退したばかりだったこともあって元気一杯。それから4年経った今も新しくできた丸馬場に放牧した時などの「はっちゃけ度」はとても17歳とは思えないほど元気だそうです。
食餌の時間になると「早く!早く!」と前掻きして欲しがるほど食欲もしっかりあります。
ルックトゥワイス
これといって変わったところはなく、とても元気です。
最近はフリー運動を乗り運動メインで障害練習はしていないそうですが、ウォーキングマシンに入れる時は相変わらずパタパタしているとか。
これはやはり嫌だからではなく、厩舎から外に出られて嬉しいのだろうとのことでした。放牧の時間になると「早く出して!」と嘶いているそうです。
放牧はだいたい2時間くらい。まだ大嫌いな虫が少ないので、十分に満喫しています。
見学・訪問について
※新型コロナウイルスの第三波による感染拡大防止の為、見学・訪問の際は以下のことをお願いいたします。
1)見学・訪問は引退馬協会に会員登録のある方のみとなります。
2)前日までに直接へ電話予約してください。乗馬倶楽部イグレット:0478-59-1640
予定の変更があるときは早めにご連絡ください。
3)見学時にはマスクを着用してください。
4)少人数でご来場ください。
5)お話するときは距離を保ってください。
6)風邪のような症状のある方は見学をご遠慮ください。
7)必ず事務所に立ち寄ってから見学をしてください。
みなさまのご理解とご協力をお願いいたします。
ハリマブライト・コアレスピューマ・ルックトゥワイスの余生を支えてくださるフォスターペアレント会員さん募集中!!
2021/4/16日現在
ハリマブライト 46名 33口 残32口
コアレスピューマ 31名 19口 残46口
ルックトゥワイス 28名 19.5口 残45.5口
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