クラリティスカイ
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「ナイスネイチャ・35歳のバースデードネーション」の対象馬としてフォスターホースとなったクラリティスカイ(13歳)、モルトベーネ(13歳)、アポロティアモ(8歳)、ローズプリンスダム(11歳)の近況報告をお届けします。
土佐清水市の高台に位置するあしずりダディー牧場も、すっかり初夏の気配。桜は4月上旬に満開になりましたがあっという間に葉桜となり、牧場のまわりの木々も日に日に新芽が成長し、緑が鮮やかになってきています。
左:4月上旬、満開の桜
右:4月下旬。牧場内にも唐人駄場遺跡の石がそのまま配置されています
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馬房から新緑の木々を眺めるクラリティスカイ
4月、放牧中のクラリティスカイ
3月末、蹄の保護のため前肢に久しぶりに鉄を履きましたが、その後も順調です。
放牧地ではどっしりと構え、ボスとして堂々とした佇まい。
「クラちゃんは放牧の群れのリーダーとしてだけでなく、牧場全体のボスとして頼れる存在です」(あしずりダディー牧場 宮崎代表)
目を開けて爆睡中のクラちゃん
どんな夢を見ているのかな?
クラリティスカイは人をよく信用しており、馬房でもこのとおり横になって爆睡。目がしっかり開いていて、微笑むような表情で寝ています。かわいいですね!
[動画]
寝息もカワイイ!
4月、放牧中のモルトベーネ
モルトベーネは外に出るときはクラリティスカイと同じ放牧地。場内を歩き、草を食み、おだやかに過ごしています。変わらず元気で、食欲も旺盛です。
モルトベーネの流星は複雑な形をしています
モルトベーネは父ディープスカイと同じ栗毛ですが、ひとまわりほど小柄で体型もシュッとした印象です。もっとも異なるのが流星の模様。ベネちゃんの流星の形は非常に複雑で、額、右目の上から鼻の左下まで細い白斑が流れています。
馬の健康手帳にも記され、個体識別に使われる公的な「特徴」は、「小流星・環流星鼻梁鼻白・珠目上・吭搦左・右髪中・初地・後二細長白」。この特徴はまさに唯一無二。ベネちゃんだけのかっこいいデザインです。
[動画]モルトベーネ 馬房でゆらゆら
リズミカルに動くベネちゃん
馬房では熊癖(ゆうへき)があり、リズミカルに体を揺らしています。肢に負担がかかったり、左右のバランスが悪くなる可能性があり悪癖ともいわれていますが、写真を撮ろうとしてもなかなかピントが合わないという、撮影者泣かせの癖でもあります。ベネちゃん、癖はほどほどにね!
馬房から外を眺めるアポロティアモ
変わらず元気に過ごしています。アポロティアモの馬房は外への開口部が広く、扉を開くと風通しがかなりよくなります。涼しい風が吹き抜けて、これから夏にかけても快適に過ごすことができますね。
ローズプリンスダム(左)とアポロティアモ
ポロちゃんの馬房の隣にローズプリンスダムがやって来てひと月半、高知競馬でも同厩だった2頭(田中守厩舎)。当時のことを覚えているのか、お互い気にしつつおだやかに過ごしているようです。
馬添いがよくないタイプでなかなか友だちができないポロちゃん。ローズくんと仲良くなれるとよいですね。
馬房でくつろぐローズプリンスダム
馬房で爆睡するローズくん
4月1日にダディー牧場へ移動したローズプリンスダム。環境にすっかり慣れたようで、馬房でもこのとおり、横になってぐっすり寝るほどにリラックスして過ごしています。
削蹄と蹄のチェック
蹄のレントゲン撮影
5月10日、削蹄と骨折箇所(右前蹄骨)のレントゲン撮影を行いました。状態は変わらず、引き続き養生が必要とのことでした。歩様はよくなっており、歩行も日常の動作にも支障はありませんが、蹄骨骨折の回復には長い時間を要します。
まだしばらくは本格的な放牧は控えなければいけませんが、完成した丸馬場で引き運動を行っています。完治に向けてゆっくり療養を続けてください。牧場のみなさまにも手厚くケアしていただいています。これからもどうぞよろしくお願いします。
●見学期間 8時30分〜16時30分(休憩時間12時〜14時)
●見学予約 要事前予約。
引退馬協会会員向けの見学情報は
公式サイト会員専用ページまたは会報をご参照ください。
クラリティスカイ、モルトベーネは「引退名馬繋養展示事業」対象馬であり、一般の見学も可能です。一般向けの見学詳細は以下をご参照ください。
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