6月7日に北海道事務所のスタッフが訪問した時のレポートをお届けします。
日高地方では、1番牧草の刈り取りが始まり方々の放牧地でトラクターが刈り取りや、刈り取った後に乾かす為にまぜまぜしたり広げたり、夕方には夜露に当たらないように畝にしたりとこの時期は、天気とにらめっこしながら、出産シーズンが終わっても忙しい日高地方です。
伺った日は風があり涼しいのですが、日差しが強く数匹のアブを見かけました。これからは、アブの季節となり馬達には少しだけストレスを感じる季節になるようです。
10時前に伺いましたが、ドトウもシャトルも眠たい時間帯だったのか、ウトウトしながら寄り添うように佇んでいました。
この人見た事ある。人参くれる人かも。
いらっしゃいませ
人参持ってきてくれた?
期待に応えてまずは、2頭に用意していたステック人参を進呈。Twitterにもあげましたが、向かい合っていましたので、交互に人参をあげましたが、2頭ともとても上品に前ガキなどせずによく噛んで、あせらずにゆっくりと食べていました。
人参が無くなると、少しだけ諦めきれないドトウは「本当にもうないの?」と私に付いて回っていましたが、無い事を理解するとすんなりと草を食べに奥へと移動していきました。
放牧地は半分だけ、草刈が終わっていて畝が出来ていました。
放牧地の奥で草を食むドトウ
よく見ると、泥んこでした
ドトウの体はゴロゴロした後らしく、泥んこ状態でした(訪問した時に草が濡れていたので、雨が降ったようでした)
毛艶もよく、おっとりなドトウはのんびりと元気に過ごしているようです。
2頭が並んで、佇んでいましたが人参を差し出すとキラリンと目を輝かして、美味しそうに食べていました。
人参さん、こんにちは。
シャトルの放牧地に入る時は、距離を保ち望遠で撮っています。
キラキラ目線で、迫ってくるシャトル
シャトルはドトウと違い、齧る事がある為毎回緊張しながら人参をあげているのですが、シャトルがFHになって1年半。ひと月1度の訪問ですが、頭の良いシャトルは「この人、人参くれる人」と認識してくれているように思います。(これは信頼関係とは少し違うように思います)
それは、スマホで撮影しながら人参を差し出しても、優しく銜えてくれる様子から感じた事です。
食べ終わると、ドトウに見せびらかすようにゴロゴロをしていました。ドトウは、じっと見ていましたが、反応なし。おっとりなドトウらしい反応です。
放牧地の中に入り、写真を構えるとカメラ目線。
ゆっくりと近寄ってくるシャトル
今度は、入口に移動して「誰か来ないかな?人参も持って来ないかな?」と出入り口付近を見つめていました。
ゆっくりと放牧地を歩き回り、草を食んでいました。シャトルものんびりと元気に過ごしてくれているようです。
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