紅葉もすでに終わりかけ、氷点下まで気温が下がることもあり、長い冬の訪れを感じる今日この頃です。前回のドトウ・シャトルだよりの更新からいろいろ変化がありましたので、北海道事務所の加藤がご報告します。
ほのぼのとしドトウとシャトルのツーショットが話題になっておりましたが、10月19日にドトウが左後肢の繋ぎに怪我をしたのを機に放牧を分けています。牧柵が壊れていたので、どうやら隣りの放牧地に牝馬が入ったことで興奮したドトウが牧柵を蹴った際に怪我をしたものと思われます。ドトウの怪我は獣医さんに診ていただき、抗生物質の注射を打ちながら3日ほど舎飼いをしました。
以前からタイキシャトルが、馬房から出るのもスムーズでなく、固い所を歩くことを嫌がっていました。通常はこうした場合にはまずは蹄を疑うのですが、装蹄師さんからは蹄の異常は指摘されていないため、ナイスネイチャはじめこれまでに他のフォスターホースたちもお世話になってきた東洋医学の先生に診ていただくことにしました。
10月24日にシャトルは歩様を診ていただいたところ、右のお尻のあたりの、仙骨と腸骨を繋ぐ仙腸靭帯が痛いことがわかりました。ツボを押すと痛がりガクンとなり、嫌がって脚を蹴り上げました。ツボにグルコサミンとMSMという、軟骨に効く成分を注射していただきました。ツボを刺激することで痛みにはかなり即効性があるとのこと。その後触られても嫌がりませんでした。歩様に改善が見られるには、さらに数日かかるとのことでした。
ドトウも歩様を診ていただいたところ、シャトルほどでなありませんが、シャトルとは反対側の左側に痛みがあることがわかり、同様にツボに注射を打っていただきました。
獣医さんに傾斜地の多い放牧地でも大丈夫か確認したところ、平地のほうがいいとのことで、今までの放牧地から、アドマイヤジャパンと放牧地を入れ替えていただくことになり、それほど広くないため、交代で放牧していただくことになりました。
一週間後に、もう一度診ていただき、痛みがまだ残っていれば再度治療とのことでしたが、シャトルは一週間後の10月31日の診察では痛みが股関節のほうに移動していたため、再度治療していただきました。さらに一週間後の昨日、11月7日の治療では痛みもなくなり、診察のみで治療は終了しました。
ドトウのほうは、最初の治療から一週間後には痛みはなくなり、診察のみで治療は終了しました。
11月17日の特別公開では、元気になった2頭をご覧いただくことができそうです。
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