1月 近況のご報告

メイショウドトウの近況報告がノーザンレイクの佐々木祥恵さんから届きました。写真の一部は、事務局で撮影したものも含みます。

メイショウドトウ


今シーズンの冬は雪が少なく、昨年12月に少し積もった分もすっかり溶けてまるで秋のような景色で2025年が明けました。放牧地にも全く雪がなく、ドトウはほぼ毎日草を食み相変わらず女子チームのお尻を追いかけています。

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1月12日

昨年12月19日にクッシング病の血液検査のための採血を行い、23日に結果がでました。偽陽性の下の方の数値で、投薬治療を開始しています。

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この日は寒く、厚馬着です

年が明けて1月7日朝、発熱はしていませんでしたが、右後ろ脚の球節と繋ぎあたりが腫れてフレグモーネのようだったのでひとまず舎飼いにし、獣医の診察を受け抗生剤の注射を打ちました。
痛みはあまりないのか跛行は見られなかったので、翌朝変わらず歩様が良ければ放牧に出すように言われました。翌日腫れが脚全体に広がったものの、それも少しずつひいていきました。

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1月7日の状態
写真に写っている左側の脚が腫れています(腫れているのは右後ろ脚)

ただ今ひとつスッキリしなかったので、獣医の指示で10日からバンテージを夕方~翌朝まで巻くようになり、腫れがかなり解消されました。また12日(日)まで朝、夕2回抗生剤の注射を打っていましたが、13日からは夕方1回のみでバンテージは継続。
14日にはほぼ腫れと熱感はひいたので治療は終了となりました。跛行するような痛みがなく熱発もしなかったので、いつも通りに放牧して歩くことが出来たのも良かったと思います。

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1月11日
かなり腫れが改善されました

フレグモーネの治療が終わってホッとしたのですが、15日午前1時前、監視カメラを見るとドトウが横たわって寝ていました。ただ寝ているだけかもしれないと思いながら、以前の疝痛でも横たわっている姿を見ているので、15分後くらいにまたモニター画面をのぞくと立っていました。

大丈夫かなとも思ったのですが、気になったので5分くらいして画面を見るとまた寝ようとして落ち着かない仕草をしていたので、これは疝痛だと川越とともに厩舎に行き、獣医師に電話しました。午前2時過ぎに獣医師が到着して診察。腸の動きは弱めではあるが動いていて、チアノーゼの症状もなく、診察中にボロが出ました。ボロは堅くなくてわりと良いボロでした。

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1月12日

痛み止めを打ち、腸の働きを良くするモサブリドを投与。直検も行いました。腸に若干の緊張が見られるとのことでしたが、その段階では緊急という感じではないとのこと。直検の際にガスが結構出たので、便秘疝というより風気疝*ではないかと話をされていました。

*風気疝…腸内にたまったガスが腸壁を圧迫し、腹部に生じる痛み

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痛み止めが効いたのとボロやガスが出て楽になったのか、獣医師がいる間に元気が出てきて、持っている引き手をいたずらしたりしていました。食べ物を口にしないよう口かごをするよう指示を受け、久々に口かごを装着しました。診察後から朝までの間、何度か監視カメラの画面を見て確認しましたが、横になることなくいつもの感じで立っていました。

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パンチ君をじっと見ています

翌朝も獣医師が来て診察を受けました。腸の動き我少し弱いが痛みはないので、放牧をして収牧後にモサブリドを投与するよう言われました。

朝の診察後、放牧しましたが、放牧と収牧の時に速歩になったりと元気で、放牧も普段通り行えました。
夕方獣医の診察を受けましたが、腸の動きが改善されていたので飼い葉の量を徐々に増やしていってくださいとのことでした。昨年のこともありヒヤヒヤしましたが、軽く済んでホッとしております。今後より一層の疝痛予防に努めます。

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大きな口で草を食べています

今回は疾病関連のご報告が多くなりましたが、全体的にはドトウ自体には活気があり、放牧地では変わらず女子チームを追いかけています。ただ放牧地でウトウトする時にはネコパンチが見える位置にいることが増えました。



見学について

見学には予約が必要です。

会員の皆様は、ホームページの会員ページまたは会報にて申し込み方法や日時をご確認ください(2024年6月分より引退馬協会の受け付けに替わりました)
現在、2025年4月までの見学予約の受け付けが可能です。

2025年5月以降の予定につきましては、日程の発表をお待ちください。


見学の際にもマスク着用、距離をとるなど、引き続き感染症対策へのご配慮をお願いいたします。


メイショウドトウ
FP会員募集について

 

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