アサクサデンエン
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「ナイスネイチャ・35歳のバースデードネーション」の受け入れ対象馬として、引退馬協会のフォスターホースとなったアサクサデンエン(26歳)とザッツザプレンティ(5月26日で満25歳)。2頭の近況報告をこちらのブログでお届けします。
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田畑で羽を休めるオオハクチョウの群れ
アサクサデンエン、ザッツザプレンティは変わりなく元気に過ごしています。
道内では積雪量の多い南幌町。冬の間は田畑を覆っていた根雪もほとんど解けて春を迎えました。南幌町は本州で冬を越したハクチョウやマガンが北へ帰る通過地点になっているので、この時期は田畑で羽を休めるハクチョウや、上空を棹(さお)になり鉤(かぎ)になり北へと渡るマガンの群れを見ることができます。
鉤になり空を飛ぶオオハクチョウ
左下にはアサクサデンエンと松井代表
この日は小雨でしたが、南幌RPの在厩馬はいつものグループに分かれて屋外放牧されていました。以前から「南幌RPは遊水地の近くにあり水はけが悪い」との話は伺っていましたが…。ここまですごいとは。
雪解けのパドックと放牧地は水気をたっぷりと含んだ中、馬が走り回るので超不良馬場の田んぼ状態。泥遊び(砂浴び)の好きな馬にとっては格好の遊び場。豪快に泥を跳ねながら遊び回っています。この路面状況では(長靴を履いていても)放牧地の中に入って撮影できません。今月は柵の外から撮影になりました。
雪解けの季節です
この日もフリーダム(自由放牧)のチャーリー・グレイ
アサクサデンエンはへーちゃん(ヘラクレス)と2頭で放牧されています。草地のある場所での2頭放牧なのでそれほどぐちゃぐちゃではありませんが、雪解けの水たまりが深さ5cmほどあったので柵外から撮影しました。この時期、放牧地の馬達はタテガミや尻尾の毛を巣作りの素材としてカラスに狙われます。この日もカラスに囲まれていたデンエンとへーちゃんですが、毛をすかれるのは苦にならないのかされるがままでした。
放牧地に佇むアサクサデンエン
馬着がずれてしまいました
きっとゴロゴロしたのでしょう
カラスに狙われるへーちゃん、にらみを利かせる
カラスにアッカンべー(?)
3月22日には満26歳を迎えたアサクサデンエン、誕生日にはFP会員さんからお祝いのニンジンが届いたそうです。仲間たちにおすそ分けしながら美味しくいただきました。また、無口のプレゼントも届いていますが、この時期に付けると泥だらけになるので、地面が乾いてから装着することにします。皆様、たくさんのプレゼントをありがとうございました。
収牧の時間です
松井代表に引かれて帰ります
馬房に帰りくつろぎます
ご飯(牧草)はゆずれません
「あげないよ!」
[動画]アサクサデンエン 耳はアンテナ
ザッツザプレンティもいつも通り、舞(Mai)、ポンコ(チョウインパクト)、サウスキングバードの4頭でパドック放牧されていますが、ぬかるんだパドックを4頭が走り回るので泥んこの田んぼ状態。そして馬体も泥だらけ。馬は楽し気にゴロゴロしていますが、お手入れする松井さんたちのご苦労を思うと…。馬服を着せていなかったらもっと酷いことになっていそうです。あと1ヵ月もすれば地面も乾いてくるのでそれまでの我慢ですね。
ザッツとサウスキングバード
いたずらっこ2頭
衝撃の2頭
もはや笑うしかない?!
松井さんのため息が聞こえてきそうな汚しっぷり
左はポンコことチョウインパクト(渡辺牧場さんの生産馬)
ポンコとのツーショット
ポンコの馬着がきれいに見えます
ポンコと遊ぶザッツ
「へへ!」
ドヤ顔のザッツ
汚してごめんなさい…
馬房に戻りくつろぐザッツ
[動画]泥だらけのザッツと上空のオオハクチョウ
3月15日に道央圏連絡道路(一般国道337号)の江別東IC~南幌ランプ(7.3km)が開通しました(通称:中樹林道路)。道央圏連絡道路は慢性的に渋滞する札幌市街地を迂回する形で、苫小牧港・千歳と石狩新港・小樽を結ぶ約80kmの地域高規格道路で、全線開通すれば物流のアクセスが向上するとされています。
今回は小樽方面から南幌ランプまでが開通し、本州から自家用車で小樽港に上陸した観光客は南幌RPにアクセスしやすくなりました。残す「長沼南幌道路」(14.6km)が完成して全線開通すると、苫小牧港~小樽間が30分以上短縮されます。引退馬の見学ということでは白老(社台牧場、ホースフレンドファーム)~南幌RP~ホーストラスト北海道(北海道岩内町)のアクセスが向上するので牧場見学にも役立ちそう。全線開通が待ち遠しいですね。
南幌ライディングパーク http://www.nrp-2007.net/
[フォスターペアレント]
2025年4月17日現在
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