白老町の社台牧場で余生を送るフォスターホースのナムラタイタン(セン馬 18歳)。
赤味がかった栗毛を輝かせて元気に過ごしています。
見学エリアからの眺め
この日は前日に雨が降り、気温も高く蒸し暑い1日でした。
ナムラタイタンはアブやサシバエなどの吸血虫にイライラしながらも、モリモリと青草を食んでいました。現在は暑い時間は厩舎で過ごし、15時頃から翌朝9時頃まで昼夜放牧されています。飼い葉は7時、13時、17時と1日3食、食欲も旺盛です。
放牧地の奥から挨拶に来てくれました
1頭放牧は広い放牧地を独り占めして青草食べ放題できる反面、近くに馬がいないので吸血虫の集中攻撃を受けることになり、馬体には虫刺されの跡も目立ちます(もう少し涼しくなれば虫もいなくなるから我慢してね…)。
[動画]尻尾ブンブン! ナムラタイタン
尻尾を振って虫を散らすタイタン
天候によって放牧時間は調整していますが、日差しが強い日は牧柵沿いに生えている木々の日陰に入って暑さを凌いでいます。下には砂を敷きゴロゴロ寝転んでストレス解消できるようにしています。
担当するスタッフさんは「さすが中央や地方の重賞で活躍した馬ですね。最近は肩腰尻に張りが出て風格も出てきました」と目を細めていました。
【産駒も活躍しています!】
ナムラタイタンは昨年まで種牡馬として7年間供用されていました。
7頭が血統登録されている5年目世代のショウガマッタナシ(牝2歳)は、金沢競馬場で8月12日に行われたJRA上級認定サードニクス賞を勝ちデビュー4連勝を決めましたが、初の重賞挑戦となった8月27日の石川テレビ杯では、レベルが高く層も厚いホッカイドウ競馬の移籍馬2頭が相手。地元ファンの指示を受け1.5倍の1番人気の押されましたが、移籍の2頭に先着を許し3着に敗れました。
金沢の2歳戦は9月21日金沢シンデレラカップ(牝馬限定)、10月20日ネクストスター金沢、11月19日金沢ヤングチャンピオンと続きます。今回の敗戦を糧にリベンジして欲しいですね。
同じく5年目世代のワンダーウーマン(牝2歳)は門別競馬場で8月28日に行われたJRA認定アタックチャレンジ競走で初勝利を挙げています。ショウガマッタナシもそうですが「JRA認定競走」を勝った馬はJRAの「指定交流競走」に出走可能です。いずれ、JRA開催のレースに挑戦することもありそうです。ぜひ応援よろしくお願いします。
会員見学
●会員見学予約
一般見学
2024年後期に「引退名馬」(引退名馬繋養展示事業)対象馬となり、7月1日より一般向けの見学を開始しました。
見学の申し込みなど詳細については、「引退名馬」ナムラタイタンのページをご参照ください。
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